撮影日記


2010年05月13日(木) 天気:晴

東急ハンズにビックりした

広島に「ビックカメラ(ビックカメラ ベスト広島店)」が開店したとき,正直に言って,あまり期待をしていなかった。また,なかなかそこへ行くこともなかった。なぜならば,「ヨドバシカメラ」のポイントカードはすでにもっていたが,「ビックカメラ」のポイントカードをもっていなかったからである。しかし,「カメラのキタムラ」にも「カメラのサエダ」にもなかった「ナニワカラーキットN」が「ビックカメラ」にあるのを見つけたとき(2008年10月8日の日記を参照),これから積極的に「ビックカメラ」も利用しようと考えるようになった。そこには,「ナニワカラーキット」のほか,処方された現像液のキットや単薬類もいろいろと在庫があったのだ。ところが,いつしか「ビックカメラ」でも,暗室用品の扱いが極度に縮小してしまっていた(2010年5月11日の日記を参照)。正直に言って,「ナニワカラーキットN」がいつでも買えるという状態でないならば,私にとって「ビックカメラ」の魅力は激減する。
 単薬類はともかく,「ナニワカラーキットN」や「ミクロファイン」「コレクトール」などは,今後どこで買うようにするべきか。大阪を訪れる機会を利用して,梅田の「ヨドバシカメラ」で買い溜めするのも1つの方法であるが,「すぐに」「ちょっと」欲しいという場合にはどうすればよいのか。本通の「カメラのサエダ」にも,店の奥の方にわずかだが,暗室用品を扱っているスペースがある。あらためて「カメラのサエダ」を覗いてみたところ,「ミクロファイン」や「コレクトール」なら,これからも安心して買えそうな雰囲気があった。残念ながら「ナニワカラーキットN」や単薬類は,やはり置いていない。

もしも処理薬の自家処方をするようになったら,薬包紙が必要になる。薬包紙なら「東急ハンズ(広島店)」に行けば買えるはずだ。そうだ,「東急ハンズ」にも行ってみよう。
 期待どおり,薬包紙は4階の「サイエンス・ホビー」というコーナーに見つけることができた。しかし,さすがに薬品類は扱っていないようだ。もちろん,現像に必要な薬品など,そのコーナーにあるはずもない。

「東急ハンズ」では,トイカメラの扱いがあったことを思い出した。トイカメラには,110フィルムを使うものも多い。さすがに「東急ハンズ」なら,少々お値段はお高くなろうとも,どこかからこっそりと110フィルムの在庫をかきあつめて売っているのではないか?と期待する。できることならもう1つ2つくらい,110フィルムのカートリッジ等を確保しておきたいのだ。
 トイカメラのコーナーは,2階にあった。棚には120フィルムを使う「HOLGA」シリーズがいろいろと並べられている。いま,トイカメラの主流は「HOLGA」なのだろうか。フィルムも扱っているが,120フィルムだけである。さすがの「東急ハンズ」でも,もはや110フィルムを用意することはできないのだろう。しかしながら,110フィルムを使用するトイカメラは,まだ売り場に残っている。そのパッケージには「110フィルム使用(別売)」と書いてある。それを買った人は,フィルムをどうするつもりだろう?
 さて,「HOLGA」用に「東急ハンズ」が用意してくれているフィルムは,KODAKの「T-MAX 400」と「PORTRA 400VC」の2種類である。露出やピントの調整がほとんどできないトイカメラには,高感度のネガフィルムを使うのが,1つのセオリーということだろう。また,「PORTRA 400VC」が選ばれているのは,その派手な発色が期待されているものと思われる。問題はそれらのフィルムの価格だ。どちらも1本315円。あれ,120フィルムの価格って,そんなものだったっけ?
 「カメラのサエダ」での価格を確認すれば,「T-MAX 400」は305円だ。「東急ハンズ」の価格はそれより10円だけ高く,まあ妥当なところだろう。しかし,「カメラのサエダ」での「PORTRA 400VC」の価格は555円。高い,高すぎる。いや,そんなことはない。感度400の120サイズのネガカラーフィルムの価格が500円前後というのは,そんなものだろう。ということは,「東急ハンズ」の価格が,異様に安いのである。「東急ハンズ」というと,決して「安売りをしない」というイメージだが,ときとして異様に安く売られるものがあるようだ(2005年4月15日の日記も参照)。


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