撮影日記


2010年01月24日(日) 天気:晴れ

やっぱりAEは便利

ZENZA BRONICA ETRS用AEファインダーIIを使う機会がなかなか訪れない。せっかくいただいた(2009年12月14日の日記を参照)のに,このままでは申しわけない。そう考えて最初に持ちだしたのが先週のこと。夜の平和公園。こういうシーンは,ISO800の高感度フィルムで挑みたいところ(2008年09月01日の日記を参照)。

さて,今日はとくにライトアップされているというわけでもないが,原爆ドームは街灯に照らされて,ほんのりと明るい。ライトアップされていたときの露出値は,たとえば2008年12月19日の日記に書いたように,ISO100のフィルムを使い,絞りF4で露光は4秒となる。このときは機械式シャッターで露光時間が1/500秒から1秒までのマミヤプレス用レンズを使ったため,1秒の露光を4回重ねている。B(バルブ)で撮影してもよいのだが,そのときは腕時計を持ち歩いていなかったため「秒」がカウントできないのであった。まあ,4秒くらいなら,ゆっくり1,2,3,4と数えても十分なのだが。
 こういう撮影条件のとき,電子式シャッターは有利だ。ZENZA BRONICA ETRSは,露光時間が1/500秒から最長8秒まで選べるのである。今日もフィルムの感度は,ISO100。AEファインダーをつけて覗き,シャッターレリーズボタンを軽く半押しすれば,内蔵された露出計がはたらいて,絞りがF2.8のとき露光時間は4秒ないし8秒を示す。そうだ,ライトアップされているよりは暗いだろうから,だいたいこんなもんだろう。露出計を信用して,ぱしゃり。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON EII 75mm F2.8, REALA

AEは,やはり便利である。ということで今日は,日中の撮影だ。1月も末に近づくと,ずいぶんと日が長くなったと感じる。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA

夜の平和公園の撮影にISO800のフィルムを使わなかったのは,夜の平和公園を撮りたかったからではない。それが目的であれば,素直に今回もISO800のフィルムを用意しただろう。ISO800のフィルムだと,こんどは日中の写真が撮りにくくなってしまうのだ。


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