撮影日記


2010年01月01日(金) 天気:晴のち曇 ずっと強風

初詣は早朝が空いている

新年に,はじめて神社やお寺にお参りすることは,初詣と呼ばれる。有名な社寺には例年多くの人が初詣に訪れているが,そのような社寺としては,大阪市内では住吉大社がとくに有名であろう。例年,200万人以上の人が初詣に訪れているという。(*1)
 初詣というからには,1月1日にお参りしたいものだ。とくに午前0時を待って,年が明けたらすぐにお参りしたいと考える人は多いようで,午前0時までに多くの人がお参りの列をなす。そして,大混雑となる。もちろん日中にお参りする人も多い。そのようにして,有名な社寺においては,1月1日は終日,大混雑しているのである。
 そんな大混雑していそうな社寺でも,かなり空いている時間帯はある。それは早朝,夜明け前ころだ。深夜のうちにお参りを済ませた人は,すでに帰宅の途についているだろう。夜が明けてからお参りしようと考えている人は,まだ寝ているのではないだろうか。そして,早起きしている人の場合,目的は初詣ではなく,初日の出ではないだろうか。

夜明け前といっても,いま時分,大阪での日の出は7時すぎである。5時ころ起きて6時ころに住吉大社に着けば,十分に夜明け前である。
 住吉大社を訪れるときには,やはり阪堺電車が便利である。阪堺電車には,戦前(昭和初期)に製造されたかなり古い電車がいまだ現役で使用されている。初詣のときなど輸送量が多いときには,そのような古い電車に出会えることも多かったのだが,今年は旧型車に出会うことはなかった。阪堺電車でも新車がかなり導入されており,また,今年は初詣時期だからといって,とくに大増発をしているようなようすも伺えない。阪堺電車の天王寺駅前のりば周辺は,再開発工事のために更地になっているところもあり,寂しさが倍加されている。

画像は携帯電話機のディジタルカメラ機能による

とはいえ,人のとくに少ない時間帯をねらって出かけたのだから,少々寂しいのはしかたのないこと。さて,肝心の住吉大社だが,想像通りさほど混雑していない。太鼓橋も,らくらく渡ることができる。

画像は携帯電話機のディジタルカメラ機能による

住吉大社には,奥から第一本宮,第二本宮があり,手前には第三本宮と第四本宮が並ぶ。ここも十分に空いていて,楽にお参りが可能であった。

画像は携帯電話機のディジタルカメラ機能による

ちょうど,神職の方がお参りされるところにも遭遇。

画像は携帯電話機のディジタルカメラ機能による

お参りを終えて太鼓橋まで戻ってみると,これがきれいにライトアップされている。

Nikon F90X, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S, DNP CENTURIA 100

昨年11月に購入したF90X(2009年11月30日の日記を参照)を使って,ライトアップされた太鼓橋を撮影。ところが数カット撮ったところで,ライトアップが消えた。空も白みはじめている。そうだ,夜明け前に住吉大社にお参りしにきたわけだから,のんびりしているとほんとうに夜が明けてしまうわけなのだ。
 このように,初詣ならびに「撮り初め」を無事におこなうことができた,今年の「撮り初め」は,ライトアップされた住吉大社の太鼓橋。カメラは,Nikon F90XS,レンズはAF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5Sということになる。

いや,違う。
 今日の日記の1枚目,携帯電話機のディジタルカメラ機能で撮った「阪堺電車の車内から見た夜明け前の天王寺界隈の光景」が,2010年最初のショットということになるんじゃないか。

*1 http://www.sumiyoshitaisha.net/dictionary/faq_new.html#no08


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