撮影日記


2009年12月10日(木) 天気:雨

瀬戸内クルージングで忘年会

早いもので,もう12月も1/3が過ぎてしまった。毎週のように,なにかの関係の忘年会がある。ふだん,あまりお酒を飲まない私だが,どうしても飲酒量が増えてしまう季節である。
 そして今日は,職場の忘年会である。
 今年の忘年会は,例年とは少し趣向が異なる。なんといっても,会場が普通のお店ではない。

瀬戸内クルーズ船「銀河」である。もう就航してから25年になるらしいが,私はまだ利用したことがなかった。いや,はじめてこれを利用するというのは,職場の面々も同じことのようである。
 18:30ころ,宇品を出航。まずは,宮島大鳥居沖をめざす。船は思ったより速い。天気は生憎の雨。風もある上に船が速いものだから,甲板から夜景を楽しむには少々困難を伴う。落ち着いたころに,宮島大鳥居沖に到着し,ここでしばらく停泊する。甲板に出てみるが,大鳥居の姿が見えない。ライトアップされているものと期待していたのだが,今日はライトアップされていないのだろうか?いや,違う。大鳥居は,やはりライトアップされていた。ただし,陸(島)側からである。陸から見れば,暗い海に鮮やかな大鳥居が浮かび上がっているのだろう。ところが海側から見ると,これがただのシルエットにしかならない。惜しい。船のほうからライトアップすることはできないものだろうか。
 宮島大鳥居沖に停泊後,船はもと来た方へ進路を変える。次にめざすは海田大橋。ここでも風向きの関係で,なかなか落ち着いて橋を眺められないのだが,暗い海の上空に輝く,ゆるやかにカーブした姿は,思ったよりも美しい。そして船は宇品へもどるために,ふたたび進路を変える。そして出航から約2時間のクルージングは終わった。

船室内は,一般的なお店などにくらべれば天井がかなり低いものの,決して狭いものではない。忘年会シーズンにはふだんよりも詰めこまれがちになって,身動きのとれないお座敷よりも,ずっとずっと快適である。食事もけっこういい。船酔いが懸念されるところだが,ふだんの瀬戸内海は酔うほどに船は揺れないし,忘年会などでお酒を飲んだときには,船によっているのか酒によっているのかわからず,船酔いしにくいらしい。なんらかの科学的根拠があるのかどうかはしらないが,そのように言う人は少なくないし,実際にこの日,船酔いになった者はいなかった。

「銀河」での忘年会は期待以上に満足できるものであったが,欠点としては宇品港が市内中心部からやや遠いことはどうしても気になるところだろう。とくにうちの職場は横川なので,その遠さがやや気になるところである。
 そうは言っても,5系統,比治山下経由広島駅行きの電車に乗れば,ほどなく広島駅に到着する。「宇品は遠いなあ」と思っても,実際に行ってみれば,あまり気にならなかったりする。
 機会が,あればぜひ「銀河」を利用してみるといい。

画像はいずれも携帯電話機のディジタルカメラ機能による。


← 前のページ もくじ 次のページ →