撮影日記


2009年11月04日(水) 天気:晴

はい,まだまだ現役ですよ。
マミヤプレス

昨日の日記の続き。

三段峡および小板での撮影を切り上げ,筒賀神社のイチョウを撮影することにした。これまでの経験上では,筒賀神社のイチョウの撮りごろは11月10日ころである。しかし今年は,三段峡の紅葉の進行が少し早いと感じられたため,筒賀神社のイチョウももう十分に撮りごろかもしれない,と考えたのである。
 午後にもなれば,さすがに三段峡から広島市内方面へ向かうクルマは少なくない。しかもときとして,制限速度に遠く満たない速さの,妙に遅いクルマがいる。ふだんこの道を走り慣れていないためなのか,それとも後ろのことなど考えず,周囲の景色を楽しんでいるのか?道の広くなっているところで進路を譲ってくれるクルマは,まだマシなほうである。
 戸河内ICの交差点では,直進して高速道に入っていくクルマが思ったより少ない。ETCで休日の高速道路料金半額,上限1000円の効果は,ここにはあらわれていないのか?ほとんどのクルマが左へ曲がって,一般道の国道191号線を走っていく。右へ曲がったのは,私を含めて数台だけ。しかも前を走っていたクルマはみんな,途中で龍頭峡のほうへ曲がってしまった。
 今日の筒賀神社は,きっと空いているに違いない(笑)。

筒賀神社のイチョウが見えてきた。枝の先端はかなり黄色くなっている。ぼちぼち撮りごろというところだろうか。ただ,この状態だと,地面に落ち葉はまだほとんどないだろう。先に,高いところから全景を撮ることにした。
 秋の日没は早い。すでに太陽はかなり低くなっているが,三段峡のほうとは違い,下界(笑)は晴れている。筒賀神社のイチョウの背後の山は,斜めからの光線で影になっているので,イチョウがスポットライトを浴びたように目立って見える。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 100mm F3.5, E100VS

筒賀神社のほうへ移動すると,案の定,駐車場は空いている。今週末から来週末にかけては,きっと混雑することだろう。
 「広島県神社誌」(広島県神社庁,1998年)によれば,筒賀神社の例祭は,毎年11月3日とのこと。例年のように,さまざまな幟がたてられている。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 75mm F5.6, EPP

光線はちょうど順光状態で撮りやすいのだが,いつもいつもこちら側ばかり撮っていてはつまらない。本殿のほうからもイチョウを見上げてみると,こんな具合だ。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 75mm F5.6, EPP

このとき,不意に「おお,今でもマミヤプレスが動いているのか!」と声をかけられた。つい,はずみで「はい,私,これしか使ってませんから。」と答えてしまった。ウソついてすまん(笑)。
 声をかけてこられた方は,かつてマミヤプレススーパー23を使っておられたが,盗られてしまったとのこと。残念。「マミヤプレスなら,シノゴとかわらんのが撮れるからいいね。」と仰せ。同感。私も「そうですね。」と激しく同意した。
 でも,シノゴでの撮影はもっと楽しいのである。さっきまで三段峡方面ではシノゴを使っていたのだが,ここではたくさん撮りたいので,撮影をマミヤプレスに切りかえたのだった。重ね重ね,ウソついてすまん(笑)。


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