撮影日記


2009年08月09日(日) 天気:晴のち曇

ディジタルカメラは
パーソナルコンピュータの
周辺機器である

昨日の日記の続き。

用意していたフィルムを使いきったので,撮影を終了し,阪堺電車で住吉から恵美須町へ行くことにした。
 日本橋を訪れるのは,久しぶりである。とくに,恵美須町から日本橋三丁目および難波にかけての電気店街は,もう何年も訪れていないような気がする。この地域は「でんでんタウン」とも称し,メインストリートの両側,さらにそれにつづく路地裏にかけて,さまざまな電気製品を扱うお店が集中している。その内容も,大型量販店から小規模なお店までさまざまな規模のものがあり,扱う商品も,家電品,オーディオ,無線,パソコン,さらにパーツやジャンクなど多岐にわたっている。
 そんな「でんでんタウン」の中身も,少しずつ変わっていった。たとえば,ジョーシン,ニノミヤ,中川無線など大手のお店の支店が少しずつ増えていった。パソコンが普及しはじめると,パソコン専門店が増えてくる。そのうち,ジョーシンとソフマップばかりになってしまうのでは……と妄想したこともある。さらに最近は,アニメ,コミックなどの専門店も目立ちはじめたように感じられる。「でんでんタウン」から「萌え萌えタウン」に変化していくのだろうか?と妄想をたくましくするのであった(笑)。

そんな日本橋でも,ソフマップは変わらずそこにあった。
 以前はソフマップで,中古品あるいはジャンク品のパソコンやその周辺機器などをよく物色したものである。そんなソフマップの店頭に,「ジャンクカメラ」という文字が踊っていた。
 近づいてみると,カメラではなくディジタルカメラであった。いわゆるコンパクトディジタルカメラが,ワゴンいっぱいに積まれていたのである。そうだ,ここはソフマップだから,パソコンの周辺機器の中古品やジャンク品が豊富に扱われているのは当然なのである。コンパクトディジタルカメラは,あくまでもパソコンの周辺機器なのだ。

そこには,多数のさまざまな機種が積まれていた。おおむね300万画素よりも画素数の多いものは3000円以上の価格がつけられているようだが,それよりも画素数の少ないものは1000円以下の価格がつけられている。
 こういうとき,救出したくなるものは2種類ある。1つは,まだけっこう使えそうなもの。もう1つは,もはや実用性がなくても歴史的に意義のありそうなものである。
 この日,救出したものは,SONYのDSC-P2というものである。

SONY DSC-P2

3倍ズームレンズ搭載の200万画素のコンパクトディジタルカメラである。ACアダプタと専用電池が附属して,980円。ACアダプタや電池がセットになったもので,もっとも安い価格がつけられていたものである(笑)。残念ながら,メモリスティックは附属していなかったが,しかたない。

歴史的に意義のありそうなディジタルカメラとして,CASIOのQV-10をいずれ救出したいところだが,あいにくこの日,そこには見あたらなかった。というか,もっとも安価な100円という価格がつけられていたSANYOのDSC-R1でさえ,130万画素のものである。もはや,30万画素クラスのものは,ジャンク品としての価値もないということだろうか?

SANYO DSC-R1

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