撮影日記


2009年08月07日(金) 天気:曇一時雨のち晴一時雨

UVトプコールの救出

昨日から,仕事で津に来ていた。午後,仕事も終わり,近鉄で大阪に向かう。営業時間に間に合いそうだったので,梅田のマルシンカメラに寄ることにした。
 まずは,セミ判スプリングカメラがないか,さがしてみた。残念ながら今日は,あまり古そうなものがない。そもそも,ジャンクカメラが減っている。お店に向かって左側のショーウィンドウの下には,多数のジャンクカメラが並んでいる。その奥,ショーウィンドウが途切れたところにはレンズがびっしりと並んでいる。ここまでは,いつもとおなじ風景だ。ところがレンズのコーナーの上には,いつもなら多数のジャンクカメラが投げこまれているカゴがあるのだが,今日はそこにカメラがない。
 そのかわり,そこにあったものは,大判ないし中判カメラのアクセサリ類のようだった。たとえば,少々古そうなロールフィルムホルダが何種類かあった。もしかすると,エルネマン・ヘーグ0号(2009年6月14日の日記を参照)にも使えそうに思われる。しかし,なんらかの確信がなければ,4200円も支払うことはできない。そのほか,マミヤRB67のPアダプタ(箱入り)が1980円というのも,少し気になるものであった。

とくにおもしろそうなものが見つからなかったので,先月みかけたUV TOPCOR 135mm F4(2009年7月4日の日記を参照)が残っていないか,レンズのコーナーをさがしてみた。そして,先月それがあったときとは幾分か異なる場所から,それを見つけ出すことができた。

先月見たときと同様に,なかのほうのレンズにかなりひどいカビが見られる。それゆえに,1ヶ月以上も,多くの人に存在を気づかれながらも,救出されることがなかったのであろう。
 買って帰るとさっそく鏡胴を分解する。
 ピントリングを最短撮影距離にして鏡胴をぐぐっと伸ばせば,小さなネジが2つ見える。これをはずせば,案の定,ねじって鏡胴を2つにわけることができる。

2つにわかれた鏡胴の前方には,前玉がついている。これは表裏ともあまり汚れもなく,簡単に清掃できた。

次に問題の中玉だが,これには表裏とも激しいカビが認められる。このレンズだけを取り出す必要がありそうだ。ネジをはずしてカバーをとり,レンズを押さえているリングをはずせば,取り出すことができる。
 激しいカビもなんとか拭き取ることができ,元どおりに組み立てれば,とりあえず救出の完了だ。
 ただ,TOPCON UNIボディを奥のほうにしまいこんでしまったので,絞りの連動などはまだ確かめていない。早々にひっぱりだして,そのあたりの動作も確認しなければ。

マルシンカメラでは,購入金額2000円ごとに,カードにスタンプを押してもらえる。たとえばスタンプが10個たまったら,600円分の金券と交換していただける,というしくみだ。UV TOPCOR 135mm F4は1050円だったので,あと1000円分ほどなにか買いたい。ああ,お店の策略に,しっかりとはまっているではないか(笑)。
 そこで見つけたものが,735円のMINOLTA UNIOMATと315円のAUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8である。これで合計が2100円となり,スタンプを1個いただけたのであった。


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