撮影日記


2009年05月26日(火) 天気:晴

日本カメラショー1962年版

今日は,夕方から東京で仕事がある。東京駅から仕事の場所までは,30分たらず。東京駅に17:30ころまでに着けば,仕事には間に合うだろう。たとえば,広島駅発13:37の「のぞみ30号」に乗れば,東京駅着は17:33。間に合うのは間に合うが,まったく余裕がない。余裕がないと,乗り遅れたらたいへんだし,列車になんらかのトラブルがあって遅れが生じても困る。それになにより,カメラ店にも古書店にも,どこにも立ち寄ることができないじゃないか(笑)。
 どのみち,職場を出るのは,お昼休み時間になる。だから,お昼休みに,仕事のキリがいいところで,適当に出発すればよい。そうすると,広島駅発12:37の「のぞみ26号」にも間に合うだろう。東京駅着は16:33。これくらいの余裕があれば,なんらかのトラブル等があっても問題ないはずだ。
 ということで,今日は自由席である(笑)。もし,「のぞみ26号」の自由席が満席だったら,その直後の12:44発の「のぞみ182号」でもいい。これは広島駅始発だから,自由席でも確実に着席できるだろう。それでも東京駅着は16:53である。出発は10分も遅くないのに,到着が20分も遅いのは,なんか損をしたような気分にもなるのだが。
 だったら,さらに後の,広島駅発13:09の「のぞみ28号」という手もある。「のぞみ28号」は,いまや1日2往復だけという貴重な存在になった,東京行きの「500系のぞみ」である。ただ,私は「鉄」ではないし,「のぞみ26号」になんとか間に合ってしまった。そのうえ自由席も十分に空いていたので,すなおに「のぞみ26号」で行くことにする。なんといっても,N700系車両は,窓際にAC100Vのコンセントがあるので,車内でPC等が使いやすい。これは,なによりの魅力である。

ただ,N700系は,窓が小さいのが少しさびしい。
 天気は晴れ。しかし,空はかすんでいる。A席に座ったのだが,「幸せの富士山」(2009年3月12日の日記を参照)は見えなかった。E席側からでも,ほとんど富士山は見られないような状態ではあったが。

時間に余裕があるとはいっても,現地までの移動時間も含めて1時間半足らずでは,フジヤカメラまで足を伸ばす余裕はない(笑)。今日の行き先は,はじめての場所でもあり,あまりきわどいことはしたくないのだ。
 だからすなおに,八重洲地下街の「カメラのきむら」を覗いてみる。「カメラのきむら」は,「カメラのキタムラ」のグループになって以来,ポイントカード等が共通になったのがありがたい。店頭の値札なども,まるでキタムラになってしまったなあ,と思っていると,そのお店そのものもいつのまにか「カメラのキタムラ」になっていた。小さな驚きである。
 あまりめぼしいものもないので,八重洲古書館にも行ってみる。以前,「アサヒカメラ」の「復刊第1号」1949年10月号(2008年3月24日の日記を参照)を見つけたお店だ。今日もなにか「いい出会い」があるかな?と期待して覗いたところ,日本カメラショーの「カメラ総合カタログ」1962年版(vol.9)を見つけてしまった。あとは,1963年版から1966年版の5年分を入手したい。

「幸せの富士山」が見えなくても,ちょっとした「いいこと」はあるみたいだな。


← 前のページ もくじ 次のページ →