撮影日記


2009年04月03日(金) 天気:はれ

今年も楠木の大雁木にて
サクラを撮る
(ふたたびブロニカETRS編)

今週は昨日までに,ZENZA BRONICA ETRS,Mamiya RB67 Professional S,Mamiya Press SUPER23で「楠木の大雁木」のサクラを撮ってきた。マミヤプレスによる6×9判の大画面の魅力はなによりも大きいが,マミヤRB67のレボルビング機構は,縦位置と横位置を撮りわけしやすく,とても便利である。
 しかし,マミヤRB67は,どうにもかさばる。お昼休みという限定された時間のなかでの撮影となれば,ブロニカETRSのコンパクトさには,捨てがたい魅力があるのだ。そこで今日はふたたび,ZENZA BRONICA ETRSの出番となる。

せっかくコンパクトなカメラを使うのだから,昨日までよりも少し,遠くへ足を伸ばすことにする。と言っても,「楠木の大雁木」から少し上流に見える,三篠橋まで。
 三篠橋から天満川の下流を向けば,「楠木の大雁木」がよく見える。ただし,逆光になるし,空も少々かすみがちなので,すかっとした画像は得られそうにない。橋の上は風が強く,三脚がなければつらいところだ。用意しておいてよかった,スリック・マスター。
 昨日までと同様に,12時20分頃に「すいすい」がやってきた。うしろには,「雁木タクシー」もついてきている。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA
ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA

「雁木タクシー」は,「楠木の大雁木」に近づくと,スピードを落としてしばらくサクラを鑑賞しているようだ。そして,来た方へ向きを変えようとしている。
 一方「すいすい」は,へさきを少し東にふって,左岸のサクラに近づいてくる。川の両岸を右へ左へ,サクラを求めてぶらぶらできる,船からの鑑賞はじつに魅力的なものであろう。
 私は,「雁木タクシー」や「世界遺産航路」(「すいすい」と似たタイプの船で,平和公園と宮島を結んでいる)を利用したことはあるが,「すいすい」を利用したことはないのだ。「雁木タクシー」にせよ,「世界遺産航路」にせよ,川の水面近くから見れば,土手の向こうに見える建物は一部の高層建築だけになり,実に空が広く感じるのである。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA

「すいすい」はそのまま,三篠橋をくぐって,さらに上流へ進んで行った。その先には,広島ホームテレビのあたりの桜並木なども魅力的なポイントもあるのだが,今日はもう追いかけていく元気はない。というか,「すいすい」はけっこう速いのである(笑)。
 潮の状態は,日に日に干潮に近づいているようだ。この時間帯に「すいすい」が三篠橋を越えていくのも,今日あたりが最後のような気もする。三篠橋より上流の方の撮影は,来年以降の課題にすることにしよう。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON EII 75mm F2.8, REALA

 こんなとき,自転車があればなにかと好都合である。ただし自転車で移動するなら,歩いて移動するときよりもさらに,荷物を軽くコンパクトにまとめたくなるのである。ブロニカETRSのシステムも,もうちょっと充実させようかな?なんて思ってしまう,今日このごろ。
 あー,キリがないじゃん(笑)。


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