撮影日記


2009年01月31日(土) 天気:くもり一時ちょろっとあめ

コンパクトな三脚を求めたわけではない

100円ショップ「ダイソー」には,さまざまな商品がある。「これはいい」というものが見つかることもあるが,そのような商品にかぎって,一度,店頭から消えると二度と入荷しなくなるものだ。そのような例としては,「おもちゃのカメラくん」があげられる。もちろん,100円(価格は消費税別,以下同様)である。

最近,「ダイソー」では売られなくなったものとしては,写真のフィルムがある。かつて「ダイソーフィルム」として売られていたものはアグファの製品だったようだが(そのころの「ダイソーフィルム」は買ったことがない),その後はコダックのフィルムが売られるようになった。日本で売られているコダックのフィルムには「米国製」と記されているものが多いが,「ダイソー」で売られていたコダックのフィルムは「米国製」ではなく「中国製」の「GOLD200」だった。
 アグファ製の「ダイソーフィルム」も,中国製のコダック「GOLD200」も,いずれももちろん100円である。

また,「ダイソー」では,写真のDPEサービスも受け付けていた。対象は35mm判(135)またはAPS(IX-240)のカラーネガフィルムのみであるが,現像料はいずれももちろん100円である。ただし,APSの場合はインデックスプリントが付属し,さらに100円が必要であった。プリントについては,「5枚まで100円」という扱いで,「同時プリントの場合の上限は400円」ということになっていた。同時プリントの場合は,「現像料500円」のいわゆる「0円プリント」とおなじ結果になるわけである。
 カラーネガフィルムの現像は,かなり利用したものだ。入手したカメラ(とくにジャンク品)の試運転の結果を見るのに適していた。

このように,「ダイソー」では写真関係の商品やサービスが充実していた時期があったのだ。100円でカメラを買って,100円でフィルムを買って,100円で現像してもらえたのである。
 100円のカメラ「おもちゃのカメラくん」は早々に姿を消し,やがて100円のフィルムも姿を見せなくなった。ディジタルカメラの普及も影響していたのかもしれない。DPEサービスについては,ディジタルカメラでの撮影データのプリントサービス(いわゆるデジカメプリント)も受け付けていたので,これは値上がりすることはあっても継続されるだろうと期待していたのだが,原油価格等が高騰するなかで価格の維持が難しくなってきたのだろうか,ひっそりと消滅してしまっていた。最近の「ダイソー」には,100円ではない商品も多く,150円という価格がつけられているものもある。だから個人的には,現像料が100円から150円に値上げされるくらいなら,まだ利用する価値はあると考えていたのだが・・・・。

そんな「ダイソー」に,ふたたびカメラ・写真関係の商品があらわれた。

このようなポケットサイズの三脚が,100円である。コンパクトディジタルカメラで,テーブルの上などに置いてセルフタイマー(あるいはリモコン)撮影をするのに使えるだろう。ただ,商品としては「ビデオカメラ用品」として分類されているようである。「ダイソー」からは「カメラ・写真用品」というカテゴリーは消滅しているのかもしれない。
 これとは別に,脚が伸びるタイプのコンパクトな三脚も商品として用意されている。ただ,800円という価格がつけられているので,まったく興味の対象にはならないのであった。

かつて,「コンパクトな三脚」を求めつづけてきた(2002年9月21日22日23日の日記を参照)。いちおうの結論が得られているので(2005年1月23日25日27日の日記を参照),いまはコンパクトな三脚をさがしているわけではないのである。


← 前のページ もくじ 次のページ →