撮影日記


2008年11月15日(土) 天気:晴のち曇のち雨

筒賀神社に人があふれる

天気予報によると,今日は夕方から雨模様とのこと。さらに,明日も雨と言う。広島県北部方面で紅葉を楽しむならば,今年は今日の午前中が最後のチャンスになりそうだ。今日は久しぶりに,筒賀神社の大イチョウに会いに行くことにしよう。
 ただ1つ懸念されるのは,筒賀神社の大イチョウが,昨日の中国新聞でこっそりと紹介されていたことである。それに影響されて,いつもの年よりも多くの人が訪れていたら,たいへんだ。もし近くに駐車できないならば,カメラや三脚を運ぶのが,面倒である。筒賀神社の大イチョウは,カメラを構える位置に,クルマをほとんど横づけできるのも魅力の1つなのだ・・・・・と,横着なことを,ついつい考えてしまう(笑)。

戸河内ICの交差点をすぎ,国道186号線をしばらく進むと,やがて大イチョウが上の方から姿をあらわすようになる。下の方に目をやれば,駐車場は混雑しているようだ。もしかすると,これまでにここを訪れたなかで,もっとも混んでいるかもしれない。そう感じられるくらい,混んでいる。
 これまでに訪れた経験から受けた印象では,筒賀神社の大イチョウが黄葉するピーク(ほぼ全体が黄葉する)は,11月10日ころである。それからおよそ1週間ないし10日くらいで,黄葉した葉を落とす。そのときが,境内に黄葉した落ち葉が積もる,「黄色いじゅうたん」が敷き詰められた期間になる。そういう意味でも,今日はタイミングのよい日である。しかも晴天で,天気予報によれば明日は雨。加えて,前日の新聞で紹介されている。多くの人が集まる条件が,満たされているのだ。
 人は多く来ているが,いかにも「写真を撮りに来ました」という人の姿はみられない。そういう目的の人は,人が少ない平日や早朝に訪れているのかもしれないし,今日はほかに「もっといい場所」があって,そちらへ行っているのかもしれない。(そういえば,加計の吉水園の公開日だったはずだ。)

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 100mm F3.5, E100VS

黄葉はいい具合なのだが,これだけ人が多いとやはり落ち着かない。また,落葉のタイミングにはまだ少し早いのか,今ひとつ黄葉が降ってこない。
 なによりも,落ち着いてお弁当が食べられないではないか(笑)。

ということで,筒賀神社の大イチョウを遠望できる場所に移動。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, PL filter, E100VS
Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 50mm F6.3, E100VS

昼食後,空に雲が増えてきた。少しずつ日が陰る時間が長くなり,だんだん青空の方が少なくなってくる。フィルムが少し残ってしまったが,しかたない。
 天気予報の通り,今夜から明日は雨になるようだったら,その影響で一気に葉が落ちてしまうかもしれない。今週半ばくらいが,もっとも大イチョウを楽しめそうに思われる。平日なのが,実に残念だ。

ちなみにこのあと,竜頭峡の水を汲み,帰路は湯来方面を経由する。筒賀から湯来へ抜けるルートは,山々の紅葉を眺めながらクルマを走らせるのには手ごろである。さらに湯来から五日市への道中に,「空口ママのミルク工房」というお店に立ち寄る。ここで,広島菜漬を練りこんだというどら焼き「広島どら菜」を購入するのも,今日の目的の1つだったりする。


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