撮影日記


2008年10月08日(水) 天気:晴

ナニワ・カラーキットNを確保する

広島市内に住んでいる私は,ふだんフィルムやその他の写真用品を「カメラのキタムラ」や「カメラのサエダ」などで購入する。あるいは,大阪に行く機会があるたびに,梅田の「ヨドバシカメラ」で購入する。梅田の「ヨドバシカメラ」には,暗室用品などもそこそこ品揃えがあるので,ありがたい。大阪ではほかに,なんばの「ビックカメラ」を利用するという選択肢もあるのだが,谷町線沿線だとなんばよりも梅田の方が行きやすいこと,梅田周辺にはおもしろいカメラ店も多いように感じられることから,なんばの「ビックカメラ」よりも梅田の「ヨドバシカメラ」へ足が向いてしまうのである。
 「ヨドバシカメラ」も「ビックカメラ」も,ポイントカードで「ポイント還元」というサービスをおこなっている。だから,できるだけ利用するお店はどちらかに固定しておきたい。お店の「ポイントカード戦略」に,まんまとはめられてしまっている私である。つまり,「ヨドバシカメラ」のポイントカードをつくってしまった私は,さらに「ビックカメラ」へ足が向かなくなっていたのである。

ところが,広島にはなかなか「ヨドバシカメラ」が進出してきてくれない。
 そうこうしているうちに,「ビックカメラ」が進出してきた。場所は,的場町。的場町といえば,中古カメラ街としても有名。「ビックカメラ」の場所は,的場町の中古カメラ街よりもやや東にあり,広島市内の「カメラのキタムラ」のなかでも,とくに中古カメラの扱いが豊富に見える「カメラのキタムラあけぼの店」にも足を伸ばせそうに感じる位置だ。
 だが,「ビックカメラ」のポイントカードをもたない私は,そこへ足を向けることがなかったのである。

先日,ついに開封した「LPLカラーネガフィルム現像キット(CNF)」(2008年10月4日の日記を参照)はかなり古くて,性能が落ちているはずである。しかも,ついに開封,溶解して,使用してしまったため,使える期間はあと数日,処理できるのもあと数本というところだろう。自宅でカラーネガフィルムが処理できれば,たとえば「変なサイズに切ったフィルム」なども気軽に利用できるので,遊べる範囲が広がる。これからも,自宅でカラーネガフィルムを処理できる環境を維持しておきたい。
 LPLの製品は,すでに製造・販売が終了している。現在でも,家庭用として入手できるものは,「ナニワ・カラーキットN」という製品だけとのこと。これを,広島市内で常備しているお店はあるのだろうか?
 ということで,まず立ち寄ってみたのは,「カメラのサエダ本通店」である。決して広くないお店だが,奥の方に暗室用品コーナーがほそぼそと維持されている。そこの棚を眺めてみたところ,「フジカラー・ホビーキット」というカラーペーパーの処理液は何本か置いてあったものの,「ナニワ・カラーキット」の姿は見えない。

このとき,「ビックカメラへ行くしかない」という結論に達した。

「ビックカメラ・ベスト広島店」では,暗室用品は3階売り場にあるという。この店舗は,「ベスト電器広島店」という大型家電量販店であり,わりと大きなその店舗のなかで,写真・カメラ関係の売り場はごくわずか。それでも,「カメラのサエダ本通店」よりは十分な暗室用品の品揃えである。
 さて,暗室用品の棚に,さっそく目の高さに「ナニワ・カラーキット」の箱を見つけた。だがよく見れば,それは「ナニワ・カラーキットS」というカラーペーパー用の処理液である。カラーネガフィルム用の「ナニワ・カラーキットN」は,もう1段上に置かれていた。

 

しかたないので,「ビックカメラ」の「ポイントカード」もつくってしまったのは,言うまでもなし。


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