撮影日記


2008年08月22日(金) 天気:くもり後あめ

RB67のパーツが増える

このたび,RB67のパーツをいくつかいただきました。まずは,厚く御礼申しあげます。

RB67は,6×7判であるという点以外は,満足な結果をもたらしてくれた(2008年8月6日の日記も参照)。今後は,6×9判のマミヤプレスと,適宜使い分けをしていこうと思う。
 6×9判にこだわりたい私としては,今後もマミヤプレスを主に使用していくという姿勢を変えるつもりはない。ただ,一眼レフカメラであるという特徴が必要な場面においては,RB67を使うケースが増えてくるだろう。そんなケースとしては,望遠レンズによる撮影,接写,あるいは動く被写体を撮るとき,などが考えられる。

そう考えると,RB67のオプションパーツを,もう少し入手しておきたい。
 たとえば,交換レンズ。最初に入手したものは,やや短めの標準レンズであるMamiya-sekor 90mm F3.8だった。短焦点レンズはこれくらいにしておいて,長焦点レンズを充実させたい。
 RB67の側面には,撮影距離に応じた露出の補正値が示されるようになっている。接写の際,露出を決定する参考として使えるような配慮だ。ただ,TTL露出計があれば,もっと露出の決定が容易になるかもしれない。そこは,マミヤプレスでは対応できないところである。
 私は,左右逆像になるウエストレベルファインダーにもある程度慣れているつもりだ。そうはいっても動く被写体を撮る場合には,正立像で見ることができるアイレベルファインダーなどがあれば,さらに扱いやすくなるのは間違いない。
 そういうパーツとの「よい出会い」がないか,たとえば中古カメラ店を覗いてみたり,あるいは中古カメラ店のウェブサイトを眺めてみることもあった(Yhaoo! Auctionなどのインターネットオークションについては,何年も前に,利用するのをやめることにした)。その中で感じられたのは,どうも,RB67関係のものよりも,RZ67関係のものの方が,多く流通しているように見えることである。
 RB67は,6×7判一眼レフカメラとして貴重な,機械制御のカメラである,ということで人気が高まっているのであろうか?あるいは,人気がなくて中古カメラ販売店等が,扱いを避けているのであろうか?そのあたりの事情は,よく知らない。

そんなとき,RB67のパーツを譲っていただけることになった。これは純粋に,うれしい。
 そうして届けられた箱は,持ってみるとずっしり重い。なるほど,中身はカメラのパーツである。
 箱を開ける。緩衝材のエアキャップに包まれた物体が,いくつか入っている。
 1つずつ,見ていくことにしよう。

まずは,レンズが出てきた。Mamiya-sekor 127mm F3.8C,「C」がついているということは,RB67 ProS時代のマルチコート化された標準レンズである。
 シャッター速度ダイアルのクリックの動きが不自然だったり,レンズに少し曇りが見られたりしたが,前玉を外して掃除したり,外からさわることのできるネジ等を締め直すことで,改善されたようだ。シャッターも動いており,実用になると思われる。

次に出てきたものは,フィルムホルダである。
 120ロールフィルム用のもので,2個,入っていた。
 1つは,1つは初代RB67の時代のもの,もう1つはRB67 ProS時代のものである。
 両者の相違点としては,二重露出防止機構への対応の有無がある。
 これで,ロールフィルムホルダが3個になった。カラーとモノクロなど,適宜使い分けが便利になりそうである。

最後に,大きな物体が出現した。
 プリズムファインダーである。
 RB67の基本的なスタイルは,ウエストレベルファインダーだが,それ以外に露出計内蔵で上から覗いて見る「CdSファインダー」や,露出計内蔵の「CdSプリズムファインダー」などが記載されている。
 今回いただいたものは,露出計のはいっていないタイプの,「プリズムファインダー」だ。接眼部が斜めに位置しており,やや上から覗くようになっている点は,三脚にカメラを固定して使うときに扱いやすそうである。まあ,RB67という「重いカメラ」を積極的に手もちで使う人は少ないと思う。たぶん,多くの人が多くの場面で,三脚に固定して使うであろう。
 「プリズムファインダー」をつけると,さらに重くなるから,ますます三脚と仲良しになるはずである。

それにしても重い。これこそ,夏の「重いで」となりそうである。という,しょーもないダジャレで,今日の締めくくりとする。


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