撮影日記


2008年06月28日(土) 天気:晴ときどき曇

そうだ 佐原,行こう

もう一度,銚子へ行く機会ができた。
 千葉から総武本線の電車に乗るが,今日も「窓を背にして座る」タイプの電車である。天気予報は「くもり」であるが,銚子に近づくにつれて,晴れ間も覗いてくる。
 銚子では,時間を見つけてとにかくもう一度,犬吠崎に行きたかった。3月に訪れたときには強風のために見学が中止されていた灯台(2008年3月22日の日記を参照)に,今日は登ることができたので,この点については満足である。
 灯台の上にはもちろん柵がある。しかしその柵が微妙に外側に傾いているせいか,「こわい」と感じる人も少なくないようだ。

天気もまずまず。
Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G
灯台からの見晴らしは最高。
Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G

このあと,自由時間が生じた。そこで,「そうだ,佐原へ行こう」と思いついた。先日,通りがてらに見かけた「伊能忠敬資料館」(2008年6月25日の日記を参照)に行っておきたくなったのである。
 佐原の町に入り,案内表示にしたがって行けば,やがて「伊能忠敬資料館」に到達する。資料館の内部には,大小さまざまな伊能図(伊能忠敬の関わった測量事業で作成された地図)や当時の測量機器などが展示され,さほど広くはないものの,なかなか充実した見ごたえのある内容である。ところで,展示資料や伊能忠敬に関する書籍などが販売されていないかと期待したのだが,ここにはいわゆるミュージアムショップは開設されていないようだ。
 「伊能忠敬資料館」を出ると,そこは佐原の町並みが広がっている。水路には舟も待っており,これを観光に利用するのもおもしろそうだが,今日は残念ながらあまり時間がない。また,とにかくカメラをもった人が多い。いや,観光地なのだから,多くの人がカメラをもってきていても驚くことではないのだが,たとえば古い商家等の前でモデル撮影をしているような人も見かけたりするなど,「観光地にカメラをもってきた」というよりも「写真を撮りにここへやってきた」という雰囲気を感じられる人が目立ったのであった。
 私は残念ながら,このときはNikon D70様(と,ディジタルカメラ機能つき携帯電話)しか携えていなかったのであるが。

佐原の町並み。
Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G
町の中央には水路がある。
Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G

とりあえず千葉へ戻る電車は,またしても窓を背にして座るタイプのものである。どうやら,駅の発車時刻表に「5両」と書いてある場合に,このタイプの電車がやってくるようである。それでももっとも千葉よりの1両目には,1つだけ前向きに座る席があった。それは,トイレの前である(笑)。トイレに出入りする人と顔をあわさないような配慮によるものであろうか。ただ,千葉行きの電車だからここは「前向き」に座れるわけだが,銚子行きの電車であればここは「後向き」に座ることになる。


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