撮影日記 |
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2008年02月11日(月・祝) 天気:晴のち曇梅が咲いたから試し撮りをしてみよう一昨日入手したSuper-Takumar 50mm F1.4は,内部にカビが見られるが,とりあえず試し撮りをしてみようと思った。Super-Takumar 50mm F1.4を使うなら,ボディはやはりPENTAX SPを使うべきだ,と考えるのが自然だろう。 さて,レンズは日本製だし,ボディはアメリカのブランドではあるがやはり日本製である。いわゆるロシアカメラを使ってみよう,と思っていたはずなのに,これでは話が違う(笑)。そこで,Super-Takumar 50mm F1.4と比較する,というほど大げさなことは考えていないが,ソ連製のHelios-44 58mm F2も同時に使ってみることにした。このレンズの写りにはシャープな印象があり,手元にあるM42マウントのレンズの中ではお気に入りのものである。プリセット絞りなので,ZENIT Eのような自動絞りレンズに対応していないボディで使うときには気にならないのだが,自動絞りレンズに対応したボディで使うと,いささか使いにくく感じる。 さて,Vivitar XC-3と3本の標準レンズを持ち出して,近くの公園などを歩いてみる。角に,紅梅が咲いているのが見えた。これを開放で撮ってみよう。 まずは,Helios-44 58mm F2からだ。 Vivitar XC-3, Helios-44 58mm F2, DNP CENTURIA100シャープさは期待通りのものがある。個人的には,プリセット絞りである点を除けば満足できるものである。 Vivitar XC-3, Meyer Oreston 50mm F1.8, DNP CENTURIA100二線ボケの傾向が見られ,背景がややこしいときには,少々煩わしさを感じることもあるだろう。とはいえ,ここでは紹介しないが,いざというときに0.33mまで寄ることもできる安心感はありがたい。自動絞りレンズでもあり,私のなかではVivitar XC-3と組み合わせて使う中心的なレンズとして,これからも扱っていきたいと思う。 Vivitar XC-3, Super-Takumar 50mm F1.4, DNP CENTURIA100Vivita XC-3のシャッター速度は1/1000秒までしかない。曇り空ではあるが,F1.4で1/1000秒だと,完全に露出オーバーである。だから,スキャン後の補正は,他よりも大きなものになっている。また,このレンズには,はっきりとわかるだけのカビも生じている。そのせいもあってか,いまいちぱっとしない写りに思われる。ぱっとしないとはいえ,全体に無難な写りをする「優等生」レンズの素質があるということは,間違いないと思う。 Super-Takumar 50mm F1.4は,その性能を高めるために,ガラス材に放射性物質が添加されており,自然界に存在する放射線よりもかなり強い放射線を発しているという話を聞く。レンズから放射線が出ているなら,高感度フィルムを使うと「カブリ」が生じるのではないかという疑問もわくが,その放射線は強いと言っても人体には影響がないとされる程度のものらしく,それくらいならフィルムには影響が出ないのかもしれない。少なくとも,今回,試し撮りした結果としてフィルムに「カブリ」があるようには見えなかったので,まあよしとしよう。 |
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