撮影日記


2007年10月29日(月) 天気:くもり

都電に乗って
「都電もなか」を買いに行く

国立科学博物館を出たあと,「おみやげ」を買いに行くことにした。
 さて,東京のおみやげというと,なにを思い浮かべるであろうか。まあ,東京であれば,選択肢は非常に多いだろう(笑)。私がよく買って帰るものとしては,舟和の「いもようかん」がある。これは,説明するまでもないだろうが,たいへんうまい。東京駅の地下街でも買えるので,時間に余裕のないときの有力な選択肢の1つである(ちなみに,「東京ばな奈 見ぃつけたっ」を買って帰ったことは,まだ一度もない。「ごまたまご」もしかり)。ということで,今日のように時間に余裕があるときには,久しぶりに「都電もなか」を買って帰ろうと思う。「都電に乗る」ということで,友人の1人もつきあってくださった。

東京都電は,現在では「荒川線」とよばれる1系統だけが運転されている。これは荒川区の「三ノ輪橋」駅から,途中,北区,豊島区を通り,新宿区の「早稲田」駅を結ぶ路線だ。「都電もなか」は北区の「梶原」駅そばのお店で売られている。ほかでも売られているのかもしれないが,私はそこでしか売られているのを知らない。だから,「都電もなか」を買いたいときは,都電に乗って,「梶原」駅まで行かなければならないことになる。
 「都電もなか」は,上の画像にあるように,東京都電の車両を形どった箱に入っている。そして,その10本セットは,車庫を形どった箱に入っている。店頭では「10輌入り」と表現されており,都電に対する愛着のようなものすら感じられるのだ。

「都電もなか」を買ったあと,せっかくだからと庚申塚へ向かった。「とげぬき地蔵」で有名なあそこである。「庚申塚」駅を降りて少し入ったところに,友人がとても雰囲気のよい空間を見つけてくださった。

RICHOFLEX VIIs, RICOH ANASTIGMAT 8.0cm F3.5, ACROS100

今日のカメラは,「リコーフレックスVIIs」である。こういう狭い空間には,正方形の画面がとてもよく似合う。ネコでも走り出してきてくれたらさらによい味がでそうなのだが,世の中,そんなに都合よくは回っていないのである。まあ,もしかしたらこの「リコーフレックスVIIs」は50年前にもここを見ていたんじゃないか?などと勝手なことを想像するのも楽しいものだ。古いカメラを使う楽しさの1つは,こんなところもあるんじゃないだろうか。


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