撮影日記 |
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2007年09月01日(土) 天気:雨のち晴リコーフレックスVIIの清掃「リコーフレックスVIIs型」と同時にいただいた「リコーフレックスVII型」には,目立ったトラブルは見られない。ただし,ビューレンズにもテイクレンズにも,広くカビが見られるので,それを清掃する必要はありそうだ。 さて,「リコーフレックスVII型」「リコーフレックスVIIs型」は,たとえばローライフレックスなどほかの二眼レフカメラにくらべて,少しコンパクトに見える。画面サイズは同じ6×6判で,テイクレンズの焦点距離は8cmだから,カメラの横幅や奥行きは変わらないはずだ。なにが小さく見える要因かといえば,それは背が低いことである。たとえば,同じ廉価版前玉回転式二眼レフカメラ「ビューティフレックスV型」と並べてみよう。 ビューティフレックスV型は,リコーフレックスVII型よりも背が高い。これらのリコーフレックスを使おうと思ったとき,最初に驚かされることは,フィルムの装填に関してであろう。中枠を取り出して,そこにフィルムを装填する形になっているのである。ちょうど,戦前に見られた廉価版二眼レフカメラ(たとえばVitaflexなど)と同じようなしくみがそこにある。このようなしくみによって,カメラの背が低くなると同時に,カメラのボディが「平板の組み合わせ」で構成できるようになるというメリットがありそうだ。フィルムの供給側の部分に,その差を見ることができるだろう。上が「ビューティフレックスV型」だが,この部分が曲面で構成されていることがわかる。 ビューティフレックスVの,供給側のフィルムがはいる場所。リコーフレックスVII型は,平面だけから構成される。ボディのこのようなしくみが,「低価格」というリコーフレックスの大きな特徴を支える要因の1つではないだろうか。 |
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