撮影日記


2007年03月30日(金) 天気:曇のち晴

ひろしま通になろう(2)

先月おこなわれた「ひろしま通認定試験」の結果が,先週発表された。今回の試験で「ひろしま通」に認定されたのは,1,245名である(※1)。受験者数が1,458名とのことなので,合格率は85%以上ということになる。この結果だけを見ると,検定試験としては「やさしい」部類にはいるのではないだろうか。
 試験では,択一式(正答と思われる選択肢の番号を解答用紙に記入する。マークシートではない。)で100問出題される。そして,70問以上の正解で,「ひろしま通」として認定される。問題の内容は,広島に長年住んでいればその「常識」の範囲内で,おそらく50%くらいは正解できると思うくらいのものである。また,「公式テキスト」とされる本が発行されており,出題はその範囲内でおこなわれることがアナウンスされている。広島に住んでいる人であれば,この本を一通り読んでおけば十分に「ひろしま通」に認定されるだけの知識をもつことができるだろう。

認定試験問題冊子と公式テキスト

それほど「やさしい」のであれば,この「認定」を受けたからといって,「ひろしま通」を名乗るほどのことではないかもしれない。ところで,この認定試験について,主催者は『広島の歴史・文化・自然などの魅力を知っていただき「ひろしまファン」を増やしていくために実施します。』と述べている(※2)。広島以外に住んでいる人を対象に,広島について興味・関心をもってもらうことを目的としているのであろう。そうであれば,「広く」「浅く」感じられる出題にも,納得がいくというものである。試験会場では,同時にアンケート用紙も配布された。それには「より上級の試験があれば受験したいか?」という意味の問いもあり,まさに「エキスパート」と呼んでもいいような人の認定も考えているのであろうとうかがい知ることができる。そのことからも今回の認定試験は,あくまでも「広島に興味をもってもらうきっかけ」という位置づけとして設定されているのであろうと考えられる。
 ともあれ,今回,無事に「ひろしま通」に認定され,その認定証が送られてきたのであった。この日記をいつも読んでくださっている方のなかにも,この認定証を受け取られた方がおられるのではないかと思うがどうだろう?

「ひろしま通」認定証

※1 http://www.hiroshimacci.or.jp/hirosima_tuu/hiroshima_tuu_goukaku.html

※2 http://www.hiroshimacci.or.jp/hirosima_tuu/hiroshima_tuu.html


← 前のページ もくじ 次のページ →