撮影日記


2007年02月09日(金) 天気:曇ときどき雨

ベビーパールで撮ったフィルムを現像する

実は,127フィルムを現像するのは,これが2回目であった。前回は,「ドナルドダックカメラ」という「おもちゃカメラ」の試し撮りをした3年前のことである(2004年2月29日の日記を参照)。127フィルムはスプールが細く,強い巻き癖がついているため,現像リールにフィルムを巻き取るのが容易ではない(何度もやれば,慣れてくるだろうが)。今回も暗箱の中で,手探りで苦労したものである。フィルムの使用期限は3年近く超過していたのだが,とりあえず像を得ることはできた。
 さて,問題は,これをどのようにしてスキャンするか,である。
 今,使用しているスキャナ(EPSON GT-9700F)には,フィルムを読み取るためのホルダが附属しているが,それは35mm判マウント用,35mm判スリーブ用,120/220および4×5判用のものである。当然ながら,127の幅にあったホルダは用意されていない。
 となると,読み取り面にフィルムを密着させて読みこませることになる。35mm判マウント用のホルダを利用して,フィルムを押さえこむことにした。・・・・が,現像し,水洗し,1晩,つりさげて干したにもかかわらず,まだ,強くカールしているのである。中途半端に押さえて読み取ったところ,画像のあちらこちらに,派手なニュートンリングが発生した(笑)。これを読みこませるには,一工夫が必要のようだ。
 下の作例は,ホルダの溝にフィルムの片側だけを通し,反対側を軽く押さえた状態でスキャンしたものである。フィルムがカールした状態で読みこんでいるので,相当に歪みがあるはずだが,こういう絵柄のせいか,それが目立たないでいるようだ。

Baby Pearl, Hexar 50mm F4.5, efke R100

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