撮影日記 |
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2007年01月15日(月) 天気:晴ベビーパールこのたび「カメラミュージアム」の方に,多くのカメラの寄贈をいただいた。この場をお借りして,まずは厚く御礼申しあげたい。 そのなかに,六櫻社「ベビーパール」が含まれていた。六櫻社は,コニカの前身にあたる会社である。また,「パール」は,蛇腹をもったハンドカメラやスプリングカメラに与えられた名称のようだ。「ベビーパール」は,「パール」シリーズのなかでもとくに小型のものという位置づけのカメラである。このカメラは,ベスト判とよばれる127フィルムを使用し,通常のベスト判のフォーマットを半分にして使う,ベスト半裁判とよばれる3cm×4cm判のフォーマットになっている。 ところで,入手した直後,この「ベビーパール」のレンズは激しく曇っており,蛇腹には破れた箇所がある。このままでは,試し撮りもできる状況ではない。さっそく,レンズの清掃からとりかかることにする。レンズは,無限遠のところにある小さなストッパーをはずし,そのまま回していけば,簡単にはずれて清掃ができる。幸い,激しいカビなどは認められず,クリーナー液を使って拭くことで,曇りは除去することができた。 さて,「ベビーパール」は,127フィルムを使うカメラである。127フィルムは,フジやコダック(さらにコニカも)が製造をやめているので,日本国内での入手が難しくなっている。幸い,以前,127フィルムを2本買っており(2004年2月29日の日記を参照),そのうち1本は,まだ使っていない(使用期限は過ぎていると思うが,ずっと冷蔵庫に入れていたから,まだなんとか使えるだろう)。問題は,次第に仕事が忙しい時期になってきており,いつ試し撮りができるのか,見通しがたっていないことである。 |
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