撮影日記


2006年12月31日(日) 天気:曇

今年のカメラを振り返る

今年も1年が過ぎていった。今年も,いつのまにか何台かのカメラ・レンズが私の手元にやってきた。おもなものを軽く振り返ってみよう。

3月には,Yashica MLマウント用の「Carl Zeiss Tessar T* 45mm F2.8」を購入した。昨年,Yashica「CONTAX RTS」ボディを譲り受けたので,いずれ専用レンズを1つ入手しようと思っていたものである。一時期,非常に薄い「パンケーキレンズ」と呼ばれるものが流行していたことがあった。一部のレンズは不当に高騰する傾向も見られたが,このレンズはそのような流行の中でも,比較的価格が落ち着いていたかと思う。また,流行していたいわゆる「パンケーキ型レンズ」は,「テッサー型レンズ」と呼ばれることもあったようだ。本来「テッサー型」とは,レンズ構成の特徴を指すものである。実際,多くのいわゆる「パンケーキ型レンズ」はテッサー型のレンズ構成を持っていたようだ。また,この「Tessar T* 45mm F2.8」が「パンケーキ型レンズ」の代表だと思われていたのかもしれない。ともあれ,「CONTAX RTS」用のレンズとしては「Planar T* 50mm F1.4」あたりが定番であろうと思うのだが,まずは「Tessar T* 45mm F2.8」の方を入手し,使ってみたかったのであった。

CONTAX RTS, Tessar T* 45mm F2.8

続いてやはり3月のことであるが,「SAVOY ROYER II」というフランス製のカメラを譲り受けた。フランスのブランドのカメラというものは,そもそもあまり見かけない。写真というものが発明されたのはフランスであるにもかかわらず,巷に流通するカメラは,日本,ドイツ,アメリカ,ソ連のブランドのものが中心なのが現状だ。「SAVOY ROYER II」は,レンズ部分がすっぽりとはずれるしくみをもっていることが,特異的である。前モデルの「SAVOY ROYER」では裏蓋が開かず,前面からフィルム装填をおこなうしくみになっていたことの名残りのようである。

さらに,大洲カメラでKarl STORZの内視鏡用のレンズらしきものを入手した。これは,望遠マクロレンズとしておもしろい使い方ができそうな気がするのだが,結局のところ,今ひとつ使いこなせていないのである。

5月には,MINOLYA「α-8700i」を入手した。ミノルタαシリーズは,最初の本格的なAF一眼レフカメラのシステムを確立したシリーズであり,日本の代表的な一眼レフカメラのシリーズの1つであることは疑う余地はない。いずれはその最初のモデル「α-7000」を入手したい。ただし,格安で(笑)。これでいよいよ,Canon EOSシリーズを1台も入手していないことが,気になってきたのである(笑)。

6月には,MINOLTA「AF-C」,Canon「MC」というコンパクトカメラを立て続けに入手。いずれも,少し高級路線かつコンパクトさを誇るカメラである。さらに,FUJI「Silvi 90」という最近のズームレンズ付きコンパクトカメラは,在庫処分品らしきものを入手。その後,maruman「EXPRESS」という,ハーフサイズの高速連写カメラをリサイクルショップで見つけ出したものである。
 コンパクトカメラへの縁はしばらく続き,7月にはMINOLTA「16PS」,9月にはPENTAX「auto110」と18mm広角レンズ,50mm望遠レンズ,11月にはSUNPAK「SP-1000」というカートリッジフィルムのカメラを入手することになった。

PENTAX auto110, PENTAX-110 18mm F2.8

その間,「Kiev 5」と「Jupiter-8NB 50mm F2」,「Rolleiflex SL35M」と「Planar 50mm F1.8」を入手している。この2台と,PENATX「auto110」は,作品作り用としても活用していきたく思っている。

Kiev 5, Jupiter-8NB 50mm F2
Rolleiflex SL35M, Planar 50mm F1.8

そして最後に,学研「大人の科学マガジン」第14号付録の「ステレオピンホールカメラ」を入手したのが,今年1年間のカメラ遍歴だったと言えるだろう。

今年も,「撮影日記」をご愛読くださった皆様には,厚く御礼申しあげたい。来年も引き続きご愛読のほど,お願い申しあげ候。


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