撮影日記


2006年12月29日(金) 天気:曇一時雪

ETCの割り引きは大きい

今さらであるが,クルマにETCの機器を取り付けた。ETCとは,高速道路の料金を自動的に収受するためのシステムである。ほぼノンストップで料金所を通過できることから,渋滞を緩和する効果も期待されている。
 ただ,ETCのサービス開始にともない,ハイウェイカードが廃止されていった。ハイウェイカードの偽造が相次いだことも,ETCの導入につながったのかもしれない。つまりは,料金を確実に徴収することも目的の1つになっているのだろう。
 ハイウェイカードは,末期には10000円以下のカードしか使えないようになっていた。10000円のカードでは,「おまけ」が500円分ついている。以前には30000円や50000円という高額のカードがあって,30000円のカードには2000円分の,そして50000円のカードには8000円分の「おまけ」がついていたのである。50000円のカードは,それを購入するときの負担感は極めて大きいのだが,「8000円分」という大きな「おまけ」の魅力も捨て難く,たいへんお世話になったものである。
 それだけに,500円分しか「おまけ」のない10000円のカードを使うことは,非常に「もったいない」気もしていたものである。

ところで,ETCで高速道路を利用した場合,さまざまな割引制度が用意されている。深夜割引とされるものは,0時から4時の間に高速道路を利用していると,通行料金が3割引になるというものだ。たとえば広島から中国池田までを利用すると,通常の通行料金6700円のところが4700円になる。往復すると4000円も安く済むことになる。これは「0時から4時の間に高速道路を利用していればよい」ので,0時を過ぎたころに目的地の出口を出ればよいことになる。西宮名塩SAまで行って,0時になったら出発して中国池田を出ればよいのだ。
 「通勤割引」の魅力も大きい。これはいわゆる通勤時間帯(6時〜9時,17時〜20時)に近距離(100km以内)を利用したときに,通行料金が5割引になるというものである(該当する時間帯に入口または出口のどちらかの料金所を通過すればよい)。たとえば広島から福山西までを利用すると,通常の通行料金2150円のところが1100円になる。
 ETC機器の購入および取り付けには,1万円〜2万円くらいの費用が必要になるが,高速道路を利用する機会が多いなら,すぐに「元がとれる」のではないだろうか。そもそも,料金所でいちいち停車しなくてよいというメリットそのものも,決して小さいものではない。


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