撮影日記


2006年10月27日(金) 天気:晴

サンライズのシングルには
1050円の価値はある

明日,10時からの予定に間に合うためには,高田馬場駅に9:45には着きたい。広島駅からの明朝一番,6:00発の「のぞみ60号」に乗っても,東京駅に着くのは10:06なので,とても間に合わない。夜行列車を使うとしても,広島駅発22:37の「富士・はやぶさ」では,東京駅に着くのは9:58なので,やはり間に合わない。横浜から「湘南新宿ライン」を利用すれば,多少は早く着けそうだが,それでも間に合わない。
 つまり,「サンライズ出雲・瀬戸」に乗るしかないわけだ。この場合,広島駅を21:25の「ひかりレールスター484号」に乗り,岡山で乗り換えれば,東京駅には7:08に着く。これなら十分に間に合う。

MINOLTA AF-C, JX100

広島から東京まで「のぞみ」に乗るとすれば,運賃以外に特急料金が7210円必要だ。もし,グリーン車に乗るとすれば,この特急料金から510円引いた金額にさらにグリーン料金7440円が必要で,合計14140円が運賃以外に必要となる。
 「富士・はやぶさ」に乗る場合は,特急料金および寝台料金の合計で9450円が運賃以外に必要となる。「のぞみ」普通車指定席よりは高いが,グリーン車よりは安い。それでいてグリーン車より広い空間で,横になって移動できるのだから,「お買い得」といってもいいはずだ。なお,「富士・はやぶさ」には,同じ寝台料金で「ソロ」という個室を選ぶこともできる。カギがかけられる個室というのも魅力的だが,空いているときならばふつうのB寝台の方が ゆったりできるだろう。
 では,「サンライズ出雲・瀬戸」を利用する場合はどうだろうか。これには,A寝台個室のほかに,B寝台個室も何種類か(1人用としては,「シングルツイン」「シングル」「ソロ」)が用意されている。また,寝台料金が必要ない(指定席扱いの)「ノビノビ座席」もある。岡山−東京の特急料金は3660円であるが,新幹線からの乗り継ぎ割り引きが効くので,1830円となる。ノビノビ座席の場合は,これと,広島−岡山の新幹線特急料金(「ひかり」2920円)を合わせた4750円が運賃以外に必要となる。これだと,「のぞみ」よりも安い。
 しかし,「ノビノビ座席」は安いせいか,直前に予約したのではなかなか席が確保できないようだ。また,帰路に利用するならよいが,これから仕事に向かうときに利用するのは,少々落ち着かない感じがする。そこで,もっとも安いB寝台個室の「ソロ」を利用することにすれば,新幹線特急料金(2920円),乗り継ぎ割り引きの特急料金(1570)および「ソロ」の寝台料金(6300円)の合計で10790円,「のぞみ」よりも3500円ほど高く,「富士・はやぶさ」よりも1500円ほど高くなる。そのかわり,「富士・はやぶさ」との比較なら,所要時間が短くなるということで,納得しなければならないのだろうか。

ということで,今回も「サンライズ出雲・瀬戸」の「ソロ」を利用するつもりだった。ところが,満室である。「ノビノビ座席」も当然満席で,今回,はじめて「シングル」を利用することになった。
 ところが「シングル」は,寝台料金が1050円高くなるものの,それに納得しなければならないくらい,空間がゆったりしてる。「サンライズ出雲・瀬戸」の「ソロ」は,「富士・はやぶさ」の「ソロ」とは違い,ほんとうに寝るだけの空間である。ところが,「シングル」だと,ほんのわずかだが「ゆとり」がある。そのゆとりが,快適さを大きく変えているのだ。

MINOLTA AF-C, JX100

ところで,「サンライズ出雲・瀬戸」は,どのタイプも満室で利用できないことがあるかもしれない。そこで,広島−新大阪の新幹線を利用し,新大阪−東京は急行「銀河」に乗るという方法を取る必要が出ることがあるかもしれない。そこで,この場合の料金もいちおうメモしておこう。新幹線特急料金(4490円),急行料金(630円,乗り継ぎ割り引き),寝台料金(6300円 B寝台)の合計で,11420円だ。「サンライズ出雲・瀬戸」の「シングル」よりも高くなるが,早朝6:42に到着できることは評価してもいいかもしれない。もっとも,「サンライズ出雲・瀬戸」より26分早いだけだし,そんなに早く着いても困る場合が多いのであるが。


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