撮影日記


2006年10月16日(月) 天気:晴

京セラ デ○タルカメラ

一昨日,「カメラのミッキー」でSB−24様を救出したときのことである。ショーウィンドウの奥に,ちらっと見えた文字に,私は一瞬,固まってしまった・・・・・
 いったいどういうことだ?2万8千円なのか?たったの???おかしくない?いや,そんなものなのか?・・・・・
 わずか一瞬のことであったが,その時間は,永遠にも等しく長く感じられたのである。

「カメラのミッキー」のショーウィンドウで,見慣れない一眼レフカメラに「京セラ デジタルカメラ ¥28000」という値札がついているのを見てしまったのである。
 そういえば,京セラのディジタル一眼レフカメラはどんなものがあっただろうか,思い出そうとした。ヤシカ「CONTAX RTS」に代表される,ヤシカMLマウントのシステムと互換性のあるディジタル一眼レフカメラは存在しなかったはずだ。だからこそ,マウントアダプタで,キヤノンEOSのディジタル一眼レフカメラに,カール・ツァイス銘のヤシカMLマウントレンズをつけて使う人が存在するのである。また,京セラ「230AF」にはじまるシリーズにも,ディジタル一眼レフカメラは登場していない。
 京セラが「CONTAX事業」から撤退してほぼ1年。旧来からの「ヤシカMLマウント」のシステムとは異なる「Nシステム」の,AF一眼レフカメラ,ディジタル一眼レフカメラを投入してきた京セラであるが,さらに「CONTAX645」システムも含めて,撤退となったのである。Nシステムについては,大きいだの,高価だの,旧来のヤシカMLマウントのシステムと互換性がないだと,いろいろと不評もあったようである。それだけに,私の頭のなかには「Nシステムは評判が悪い」という思い込みが発生していた。
 そうだ,京セラのディジタル一眼レフカメラというと,「CONTAX Nデジタル」しかない!しかし,それがいくら「使えない」システムになってしまっていたとしても,¥28000という価格はあまりにヒドイのではないか?

・・・・・以上のようなことを,一瞬の間に考えていた。その一瞬は,永遠とも思われるほど長く感じられたものである。私は落ち着きを取り戻して,もう一度,値札を見た。

京セラ デンタルカメラ ¥28000

京セラのディジタル一眼レフカメラは,やはり幻だったようだ。これは,マクロレンズ固定(しかも無限遠にピントがこない)の特殊な「デンタルカメラ」だったのである。いやはや。

ヤシカ「CONTAX RTS」

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