撮影日記


2006年09月16日(土) 天気:雨

auto110の交換レンズ

PENTAX auto110は,110判のメリットをフルに生かした,超小型カメラである。それでいて,レンズ交換もできる,立派な一眼レフカメラなのである。したがって,たとえ1本であっても交換レンズを入手しなければ,おもしろさは半減するというものである。
 PENTAX auto110用に発売されていた交換レンズは,以下のものがあるようだ。

PENTAX auto110用交換レンズ
種類焦点距離レンズ構成最短撮影距離価格
広角18mm6群6枚0.25m 7500円
広角18mm6群6枚1.75m
パンフォーカス
5000円
標準24mm5群6枚0.35m 5000円
望遠50mm5群5枚0.90m 7900円
望遠70mm5群6枚1.50m13000円
ズーム20mm-40mm8群8枚0.70m27000円

(「'82日本カメラショー カメラ総合カタログ」 VOL.73による)

そして,auto110用交換レンズを求めて,的場町を訪れた。今日は時間もあまりないので,「日進堂カメラ」と「カメラのミッキー」だけの訪問となった。

日進堂カメラでは,ズーム20mm-40mmが10000円で3本売られているのが確認できた。auto110にズームレンズという組み合わせは,きっと「常時携帯できる」最強の小型カメラとなるであろう・・・110判フィルムの供給やDPEサービスが安心して受けられる状態であるならば。だからきっと,発売当時はそれなりに高い人気を保っていたものと思う。市場にそれなりの数が流通していることが,それを物語る。ただ,このズームレンズはボディにくらべて相当に大きい。実際に使うときには,ワインダーをつけなければバランスが悪くて使いにくいかもしれない。
 ほかに,広角18mmも4000円くらいで売られている。auto110はきっと,スナップ用として使われる場面が多かっただろう。そうであれば,ライカ判換算で35mmレンズくらいに相当するこのレンズは,いちばん使いごろなレンズだったはずだ。市場にそれなりに流通していて当然だと思う。そして,当然ながら,標準24mmは,単品では売られていないようだ。店主の「附属レンズが標準ではないので,売りにくい」というのは,まさにそのとおりだったのであろう。

カメラのミッキーでは,広角18mmと望遠50mmが見られた。やはり,標準24mmは単品では売られていない。ウインドウ内では,広角18mmや望遠50mmが4000円くらいで並んでいる。それとは別の特売品コーナーに,望遠50mmが2000円で売られていた。先日見かけたものは,これである。少しの差なら,ウインドウ内のきれいなものを買ってもいいのだが,いつまで本気で使えるかわからないauto110関係のアイテムは,1円でも安いことを優先したい。

オート110に50mm望遠レンズを装着した。

今日,見かけなかった「18mmパンフォーカス」レンズは,どうもそれなりのレアものであるようだ。「18mmレンズつきauto110」が4800円という場合,そのレンズが「18mmパンフォーカス」レンズということは,ありえないのかもしれない。


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