撮影日記


2006年09月09日(土) 天気:曇のち夜から激しい雷雨

新大阪から天王寺に行くには2995Mが楽である

急用が発生したので大阪へ行くことになった。そろそろ出かけようかと思うと,激しい雷雨である。広島駅まで行ってみると,案の定,新幹線のダイヤは乱れている。乗ろうと思っていた列車は,21:05の「のぞみ56号」であるが,ホームにあがってみると,45分遅れの「ひかりレールスター480号」が発車しようというところであった。自由席に空きがあるようだったので,さっさとそれに飛び乗った。車内放送によれば,新山口と徳山の間での大雨のために遅れているとのことである。こんな日は,すなおに自由席を選ぶのが正解というものだ。

ニュースによると,「500系」という300km/hの営業運転速度を誇る車輌が,東海道区間(新大阪−東京)での運転をしなくなるという。その理由として,「500系」は車内が狭く,居住性が悪いという。
 ところで,「ひかりレールスター」の車両は「700系」という。「ひかりレールスター」の指定席に乗るときは気にならないのだが,東京から「のぞみ」に乗るときなど,700系は「なんて席が狭いんだろうか」と感じていたものである。つまり,居住性というものに関しては,そんなにほめられたものではない,ということだ。
 私は「鉄」ではないので気がつかなかったことで,最近,耳にしたことだが,「700系」車両のA,B,C席(3人掛けの方)については,それぞれ席の幅が違うらしい。あらためて見てみると,たしかに違う。中央のB席は少しゆとりがあるが,A席(窓側),C席(通路側)は,かなり狭くなっている。A席には窓,C席には通路という「ゆとり」の空間があるから,少しゆとりをB席に譲ってやれ,という趣旨であろうか。
 まあ,そんな観察ができたのも岡山までである。岡山ではホームに長い行列ができており,立ち客も出るほどに車内が混雑してきたのであった。遅れの影響がこんなところにもあらわれたということだろうか。

列車が遅れると,目的地への到着が遅れるということになる。ただ,遅れてもそのまま目的地へ着ける場合はまだいい。乗り換えを予定している場合,乗り換える予定の列車には影響がなく定時に発車してしまうと,乗り継げなくなる場合もある。
 岡山到着までは,車内放送で土讃線の高知行きの最終の特急列車への乗り換え予定者は申し出てほしい旨がアナウンスされていた。待ち合わせをしてもらえるかどうか,JR四国の方に確認するのであろう。
 岡山が近づくと,残念ながら高知行き特急は待ってくれないらしいことがアナウンスされた。アナウンスによれば,そのあとの松山行き特急に乗って多度津で乗り換えるようにとのことである。しかし,多度津で乗り換えても,もうその日は,高知にも阿波池田にも行けず,琴平までしか列車で行けないことはアナウンスされなかった。まあ,最終の高知行き特急に乗る予定の人には,言うまでもないことなのだろうが。

岡山を出ると,こんどは新大阪から福知山線の最終の特急と東京行き寝台急行「銀河」への乗り換えについての案内がされるようになった。こちらは,連絡できるらしい。高知行きの特急が待ってくれなかったのは,待てないくらい遅れていたからなのだろうとは思うのだが,同じJRでも会社が違うと,融通が効かないのであろうか?と穿った見方をしてしまうのであった。
 ところで,新大阪到着予定は22時30分ころとのことである。私が乗ろうと思っている,22時46発の紀伊田辺行きの快速(2995M)には,ちゃんと間にあうんだろうな?まあ,それに乗れなくても別に困るわけじゃない。ただ,新大阪から天王寺まで乗り換えなしで行ける貴重な列車だから,乗ることができれば「楽だ」というだけのことである。まだ,乗ったことがないし,一度,乗ってみるのもいいだろう。

なお,念のために書いておくが,私は「鉄」ではない。
 「鉄」ならば,つねに大型時刻表を携えているはずだ。これはあくまでも,小型時刻表である。つまり,私は「鉄」ではない。


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