撮影日記


2006年09月02日(土) 天気:晴

神のお導きなのか?
それとも
悪魔のささやきなのか?

久しぶりに,的場町に立ち寄った。的場町は,中古カメラ店が集中していることで,有名な地区である。広島駅から近いこともあって,県外から広島を訪れた人が,ついでに立ち寄ることも少なくないという。
 今日も,広島駅に近い方から,順に,各店を見て回ることにする。いわゆるウインドウショッピングというわけだが,なにか「出物」と思われるものがあれば,それを購入することはあるかもしれない。

まず最初に,「マスヤカメラ」に立ち寄った。ここは,ごく最近のコンパクトカメラから,水中カメラ,大型カメラまで,扱う商品のバリエーションが広い。ウインドウはあまり大きくないが,「なにかおもしろいもの」が埋もれていそうで,眺めるのが楽しいお店である。かつて,ここでは,Mamiya ZE用のマクロレンズMAMIYA-SEKOR MACRO E 50mm F3.5やOLYMPUS XAなどを,比較的安価に入手することができた。
 まず,目に飛びこんできたものは,Konica AIBORG(アイボーグ)である。ひとことで言うなら,多機能コンパクトカメラになるだろうか。特徴的なのは,その機能ではない。機能にだけ注目するなら,それ以前のモデル,Konica Z-up 80でも十分である(AFエリア選択はさすがにないが)。AIBORGの特徴は,そのデザインだ。よく言えばRX-7のリアの形状,悪く言えば「天才バカボン」に登場する「目玉のおまわりさん」である(RX-7のリアの形状が,「目玉のおまわりさん」に似ている,と言っているのではない)。そもそも見かけることが少ないカメラなので,9800円という価格は十分に納得のできるものであるが,ちょっと手を出す気にはならない。
 反対側のウインドウには,Canon T80があった。標準ズームレンズAC 35-70mm F3.5-4.5付きで,4800円である。決して珍しいカメラではないが,この価格は珍しいと思う。それとも,このカメラの「相場」が,ここまで崩れてきているのであろうか(あるいは,状態があまりよくないのであろうか)。Canon T80は,初期のAF一眼レフカメラとしてはよくできている方だろう(とはいえ,MINOLTA α-7000と同年の発売である)。しかし,そのAF動作やワインダーの動きなど,今の感覚でいえば「ゆるい」のである。もしかすると,その「ゆるさ」は,癒しにつながるかもしれない・・・・などと,勝手なことをほざいておこう。

結局,「マスヤカメラ」では,なにも購入しなかった。

次は,「カメラのミッキー」である。まず,店頭のジャンクワゴンをあさってみた。
 ジャンクワゴンでは,ときとして,「ちょうど今,欲しいなあ」と思っているものが私を待っていてくれることがある。以前は,紙屋町にあった「カメラのドイ」で,Nikon AF600QD(ニコン・ミニ)やMamiya Uが,私を待ってくれていたものだ。今日,「カメラのミッキー」のジャンクワゴンでは,サンパックのフラッシュ用のACアダプタAD-27が私を待ってくれていた。ちょうど昨日,AUTO 30SRをもっと使うためにACアダプタがあったらいいなあ,と思ったばかりである。これは,神のお導きであるに相違ないから,迷わずこれを購入することにした。
 「カメラのミッキー」の店内には,PENTAX auto110(オート・ワンテン)用望遠レンズ,PENTAX-110 50mm F2.8が売られていた。非常に安い。auto110は,いずれ入手したいとずっと考えていたカメラであるが,まだ入手していなかった。先にこのレンズだけ入手して,本体を入手する日をずっと待つのもいいかな?と思ったものだが,今日,ここではAD-27だけにしておくことにして,次へ向かった。
 ちなみに,auto110は,本体+標準レンズ(24mm F2.8)のセットで1万円くらいで売られることが,長く続いていたように思う。ここ,1,2年で,8千円くらいで売られるものも見かけるようになったが,110判の将来が短いと考えてのことだろうか,単に,年月を経て,状態のよいものが少なくなったということだろうか。5千円くらいだったら,迷わずに購入してしまうと思っているのであるが・・・・・

サンパック「オート30SR」とACアダプタ「AD−27」


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