撮影日記


2006年07月15日(土) 天気:はれ時々くもり一時あめ

ニコノス用交換レンズが欲しくなった日

久しぶりに,三段峡を歩くことにした。今日の目的は,柴木(旧・三段峡駅付近)から入って,二段滝,三段滝まで往復する計画である。歩くことが目的であるから撮影機材は少なめでもいいのだが,峡谷内の木をきちんと撮ってみたい気もしたので,マミヤプレスをどうしても持って行きたくなったのである。
 その結果,カメラ関係の荷物は,次のようなものになった。

  • マミヤユニバーサルプレス ボディ
  • マミヤセコール 250mm F5
  • マミヤセコール 100mm F3.5
  • マミヤセコール  75mm F5.6
  • スリック ザ・プロフェッショナル

このほかに,さまざまな小物を持ち,さらに飲料水を2リットルほど詰めこむと,トータルではちょっとした重量になる。さらに欲張って,サブカメラとして,ニコノスIV-A様もお連れすることにしたのであった。

柴木近くの駐車場には6時半ころについた。そして,7時前くらいから歩きはじめた。時間はたっぷりあるので,疲れすぎないように,十分に休憩をとりながらひとまず黒淵の先にある,小さな滝が連なっているところまで行くことにした。この付近の滝を撮ることは,今日の目的の1つである。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, EPN

今日の撮影の大きな目的は,峡谷内の印象的な木である。いつも,滝や流れなどの水にばかり目を向けていて,木をあまりじっくりと撮っていないのである。さて,峡谷内に目を引く木は少なくないのだが,いざ,撮ろうと思うと,ほかの木と接近しすぎていたりして,なかなか撮る気にはならない。今後,こういう面にも意識して,また通うようにしてみたいものだ。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 75mm F5.6, EPN

さて,今日はまだ,夏の観光シーズンには入っていないようで,黒淵や猿飛の観光渡船は休業中である。台風が続けて接近する恐れがあったので,そのようすをうかがっていたとのことである。また,二段滝の手前や三段滝の付近など,遊歩道の各所で補修工事がおこなわれており,近いうちに訪れる観光シーズンへの準備はちゃくちゃくと進行しているようである。
 さて,猿飛の渡船が休業中なので,渡船のいない状態の猿飛を撮影できるわけである。川には少々水の量が多かったが,曇がちながら暑い日でもあり,靴を脱いで濡れながら川を渡ることにした。途中,少しすべって腰まで濡れてしまったが,幸い,カメラ等を詰めたリュックは濡れることなく渡りきることができた。
 実はこのとき,ニコノスIV-A様は肩からさげた状態で持っていた。したがって,すべったときに,ニコノスIV-A様はまともに水没である。しかし,ニコノスIV-A様は,平気である。だが,このシーンを誰かに見られていたら,「あー,カメラが水没したみたいだ。かわいそうに。」などと思われていたのかもしれない。。。。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, EPN

このあと,三段滝に立ち寄ったが,全体に少々のんびりしすぎたため,帰路は少々早めに歩くことにした。結局,歩く距離が長すぎてあまりゆっくりと写真を撮れず,マミヤユニバーサルプレスで消費したフィルムは2本だけである。歩く距離が長いときは,欲張らずに小型カメラだけを持って行くべきだったかもしれない。次の機会には,ニコノスIV-A様だけをお連れして行こうと思う。
 そうなると,W-NIKKOR 35mm F2.5だけでは物足りない。陸上専用LW-NIKKOR 28mm F2.8はレア物なので入手が難しいだろうから,まずはNIKKOR 80mm F4あたりを安価に見つけ出したいものだ。


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