撮影日記


2006年06月17日(土) 天気:くもりのちはれ

仙台の中古カメラ店

仙台ではじめての週末が訪れた。仙台市内では,仙台駅から一番町にかけて,中古カメラ店がいろいろあるようなので,せっかくだから何件かは覗いてみたいと思う。
 まずは,一番町四丁目商店街にある「フォトテック・コセキ」を覗いてみた。お店は決して広くないが,明るくきれいな店内で,商品もきちんと整理されて並んでおり,たいへんみやすくてよい。大判や中判のカメラ,レンズも豊富にあるので,使いたいものを探すには,いいお店だろう。価格的にはごく妥当なものだと思う。すなわち,旅の記念(笑)になにか買ってみようという気にはならなかった。
 「フォトテック・コセキ」の最寄り駅は,地下鉄「広瀬通」である。「広瀬通」は「仙台」から1駅であり,その距離もたいしたものではない。さらに,JRの「仙台」駅(西口)から地下鉄の「仙台」駅は,けっこう離れている。「仙台」駅から訪れる場合でも,すなおに歩いて行くのがいいだろう。

つぎに,「仙台」駅西口に近い「ウンノカメラ」を訪れてみた。このお店は,「フォトテック・コセキ」とは対照的なお店と言えるだろう。お店はごく狭くてやや暗い。そして,いろいろなものが詰めこまれている状態である。しかし,その品揃えは,たいへん興味深いものがある。お店の前では,いきなり組立暗箱のセット(本体,古いフジのレンズ,木製フィルムホルダなど,あわせて8000円)が出迎えてくれる。また,マミヤプレスのセットが2つあったりする。
 ウインドウを眺めていくと,キヤノン「MC」というコンパクトカメラがみつかった。これは,ミノルタ「AF−C」と同じく,オートフォーカスでフラッシュが内蔵されていないコンパクトカメラである。ミノルタ「AF−C」と大きく異なる点は,キヤノン「MC」は巻き上げが電動化されている点だ。価格は,2000円であり,旅の記念(笑)に購入するには手ごろである。
 さっさと購入するのも味気ない(笑)ので,「ウンノカメラ」の周辺を少し見ることにする。「ウンノカメラ」は,「アメ横ビル」というビルの1階にあり,ほかにはカバンのお店があったり,食料品を安く売る店があったりする。2階には中国物産店のほか,フィギュアの店があったり,コスプレ?の店があったりして,やや異質な雰囲気である。また,「アメ横ビル」の周辺は,鮮魚を扱う威勢のいいお店があったりして,なかなか楽しそうな町である。
 さて,20〜30分ほどして「ウンノカメラ」にもどり,キヤノン「MC」を購入した。そのとき,カウンタの上に,マミヤプレスの値札があった。ウインドウを振り返って見ると,2つあったはずのマミヤプレスが1つしかない。今日,仙台で,マミヤプレスのユーザが1人,増えたようだ。

キヤノン「MC」

「仙台」駅の反対側(東口)には,ヨドバシカメラもある(ちなみに,先日,福島で¥1,980で購入したフジ「Silvi 90」が,1万円ほどで売られていた)。仙台駅周辺のカメラ店は,種類も量も豊富なようだ。その一方で,広島駅周辺の中古カメラ店の密集度は,やはり特徴的なものであることを,あらためて認識したのであった。


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