撮影日記


2006年06月16日(金) 天気:雨

福島で,旅の記念にカメラを買う

2月に携帯電話を買い換えた(Premini-S)のはいいが,この電話機にはイヤホン端子がない。そのため,一般的な「イヤホンマイク」や「ハンズフリー装置」が使えないため,自動車の運転中に通話をすることができない。だから,パーキングエリアやコンビニエンスストアなどに立ち寄って電話をすることになるのだが,ちょうど,「カメラのキタムラ」があったのでここの駐車場を拝借することにした。
 今週は,宮城県や福島県内を移動している。こちらの方では「カメラのキタムラ」をあまり見かけない。今日は福島市内を移動していたが,まさに久しぶりに見た「カメラのキタムラ」であったので,迷わずに駐車場を拝借したのであった(笑)。

ここはあまり大きなお店ではなく,中古カメラの品揃えもあまり期待できない。しかし,電話の用事を済ませると,いちおう店内を覗くことにした。
 中古カメラのウィンドウは,ほかの「カメラのキタムラ」と同様に,お店の奥の方にあった。商品は多くないが,いわゆるコンパクトディジタルカメラと,なぜか双眼鏡が目立つ。そんななかに,1つのコンパクトカメラがあった。しかし,別のポスターなどのカゲになっており,よく見えない。覗きこんでみると,それはフジ「Silvi 90」という,2002年に発売になったカメラであった。価格は,¥1,980。中古品ではなく,展示現品処分品である。この地を訪れた記念に(笑)購入することにした。

「Silvi 90」は,38mm〜90mmのズームレンズをもつコンパクトカメラである。かつて,ズームレンズを内蔵したコンパクトカメラは「高級機」だったわけだが,今ではズームレンズなどあたりまえ。38mmからの2.4倍程度のズームレンズは,むしろ廉価版である。レンズの構成は4群4枚,38mm時の開放F値はF7.1となっている,いわゆる「暗黒ズーム」である。感度400あるいは800のフィルムの使用が前提になるだろう。もっとも,シャッター速度は1/360〜1秒まであるので,フラッシュをオフにして撮影することも十分に可能ではある。
 そのほかの特徴として,電源が単3乾電池2本であることがあげられる。そのせいか,全体の動作が鈍いのであるが,電源が安価で入手が容易な点はありがたい。
 また,フィルムがプリワインディングになっていないことをあわせて考えれば,やはりこのカメラは廉価版である。¥1,980というのはかなり安く見えるが,実は適正な価格かもしれない(笑)。


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