撮影日記


2006年01月21日(土) 天気:曇

携帯電話を買い換えた話

いろいろと考えた結果,今日,携帯電話を買い換えた。

「mova」の「Premini-S」(プレミニ・エス)というモデルである。この機種は,上の画像に見られるように,たいへん小さいことが大きな特徴である。「決定キー」はすべりやすくてやや押しにくい感があるものの,その他のキーは,意外と操作しやすい。機能面では,通話機能と基本的なiモード機能だけとなっており,シンプルに割り切ったものである。
 この機種に「決めた」要因として,「FOMA」はまだ時期尚早であると判断して「mova」を選んだというものの他に,次の3点がある。

  1. その外見。小さいこと,折り畳み式ではないこと。
  2. よけいな機能がない潔さに共感できたこと。
  3. 本体の販売価格が,事実上0円であったこと(笑)。

1は,普段持ち歩くことになる機器としては,非常に重要なポイントである。まず,小型軽量であることは,言うまでもなくたいへん有利なことである。
 折り畳み式がよいのか,折り畳み式でないのがよいのかは,意見がわかれるところだろう。個人的には,折り畳み式というのは,どうしてもその折れ曲がる部分が,将来的に故障の原因になるのではないかという面で気になるのである(最近の機種では,ほとんど問題にならないらしいが)。
 一方で,折り畳み式でないことによるデメリットも,いろいろなものが考えられる。1つは,使うつもりがないのに,なにかのはずみで意図しないボタンが押されてしまい,必要のない通話などが発生する懸念だろう。これについては,「Premini-S」には操作しやすい「ロック」レバーがあるので,「ロック」を習慣づけることで十分に対応できそうだ。別のデメリットとして,液晶面に傷がつきやすいということが考えられる。まあ,普段から持ち歩く機器に傷がつくのはしかたがないもの,と諦めればよかろう。

2は,迷いのあった点でもある。せっかく買い換えるのだから,こんどは多機能な機種を選ぼうかと思ったことは間違いない。たとえば,以前から気になっていた「Music Porter」(ミュージック・ポーター)という機種がある。特徴の1つである音楽再生機能はどうでもよくて,FMラジオ機能が内蔵されているところが注目できる点である。ところで,これには30万画素級のディジタルカメラ機能が内蔵されている。これが,中途半端で気になるのである。いまさら30万画素級のディジタルカメラ機能など使う気はない。その分,価格を下げてほしい,などと思ったりするわけである。
 一方,「mova」にも,「おサイフケータイ」に対応した機種もある。これに内蔵されているディジタルカメラ機能は,およそ200万画素のものだ。「おサイフケータイ」という機能も体験してみたいものであるし,200万画素級のものであれば,ディジタルカメラ機能もそこそこ役に立つかもしれない。しかし,このディジタルカメラ機能は,固定焦点なのである。さすがに,これではコンパクトディジタルカメラの代用にもならない。
 ・・・などと考えていると,最近,高齢者向けとして販売されているシンプルな機種の方が魅力的に思えてきたりするのであった。そもそも,これまで使っていた携帯電話は,その程度の機能しかないものばかりだった。
 やはり,機能面については,シンプルなものがいい。

3の要因は,文句なく「買い」という判断をさせてくれるものだろう(笑)。ところで,「Premini-S」には,2つのカラーバリエーションがあり,今回購入した「青」の他には「白」がある。最初に立ち寄った販売店(ドコモショップ 本通り店)では「青」の在庫がないという。そこから,他の販売店に問い合わせてくれた結果,「青」の在庫のあるお店が見つかり,取り置きしておいてくれるというので,そちらで購入することにした。ところが,そのお店(ドコモショップ パセーラ店)に行くと,店頭では「青」の在庫が「ない」ということになっている。取り置きしてもらった1台が,最後の在庫ということだったのだろう。「Premini-S」は,安売りされている機種で,多機能でもなく,小さすぎて使いにくいかもしれないことから,不人気機種であることは容易に想像がつくのだが,その中でもまだ「青」は,ある程度の人気があるということなのだろう。
 ということで,「Premini-S」の「白」をお使いであれば,それはもしかすると将来的に「レア物」になるかもしれない。もっとも,携帯電話の「レア物」にどんな価値があるのか?と問われても,私はなにも答えることができない。

昨日に続いて,ここで,結論。
 そうだ,やはり,シンプルで安いことが一番イイことなのだ。


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