撮影日記


2005年11月29日(火) 天気:晴

ポジフィルムの保管

写真を撮ると,フィルムやプリントができる。これは,どんどんたまってくる。どんどんどんどん。そして,当初確保しておいた収納場所など,すぐに満杯になってしまう。かといって,屋外に物置などを設置し,そこにつっこんでおくような保管はしたくない。
 ポジフィルムの保管には,大きく分けて,スリーブのままの保管と,マウントしての保管がある。私は,マウントして保管している。私がその方法を選んだのは,1本のフィルムにいろいろなものを撮った場合など,1コマずつばらばらにしてマウントしておけば,写したものの内容ごとに分類して保管することが可能になるからだ。マウントの余白に,必要ならコメントを書いておくこともできる。ところで,現像のときには「マウント仕上げ」ではなく「スリーブ仕上げ」にしてもらい,自分でマウント作業をしている。「マウント仕上げ」の場合は,ポジフィルムはハダカのままでマウントされるが,そのようなポジフィルムは,表面を素手で触ってしまう危険がある。そこで,私は,1コマずつフィルムパックに入れ,その状態でマウントしている。
 そのような方法で何年も整理してきたのだが,数年前に,もっと楽な方法があることに気がついた。それは,「マウント仕上げ」してもらい,そのマウントごとフィルムパックに入れてしまう方法である。あるいは,1コマずつ切り離し,マウントせずフィルムパックに入れてしまう方法である。いずれにせよ,フィルムパックにラベルなどを貼っておけば,コメントなどの記入には困らない。しかし,それまでと違う形にするのも,なんとなく気乗りせず,相変わらずフィルムパックに入れたポジフィルムをマウントする作業を続けている。

マウントしたポジフィルムは,最初は「スライドファイル」に入れるようにしてみた。しかし,これはすぐに満杯になり,「スライドファイル」そのものの保管にもかなりのスペースが必要になる。そこで,「スライドファイル」の使用はじきに中止し,6×9判のポジに関しては,マウントの箱に収めるようにした。

スライドファイルには,マウントした6×9判のポジを60枚収めることができる。
一方,マウントが入っていた箱にも,60枚のマウントを収めることができる。
収納に必要なスペースの差は,一目瞭然だろう。

6×9判のマウントの箱は,上記の画像に見られるように,整理・保管には手ごろな大きさである。箱に,内容をメモしたラベルでも貼っておけば,検索も比較的容易になるというものだ。
 問題は,35mm判の方である。35mm判の「スライドファイル」は200枚のマウントを収めることができる。その大きさは,6×9判の「スライドファイル」と変わるところなく,収納にはかなりのスペースを必要とする。

200枚のマウントを収納できるスライドファイルと,
マウント200枚分の大きさの差は,一目瞭然だろう。

ところで,35mm判用のマウントは,上の画像に見られるように,100枚ずつパックになっている。そして,このパックが5つ入ったものが,1箱として売られている。

35mm判マウント500枚入りの箱。

この箱には,35mm判のマウントが500枚入るはずである。その場合,何列にもわたって箱に並べることになるが,よほどぎゅうぎゅうに詰めこまないかぎり,少し動かすだけで,なかで崩れてぐちゃぐちゃになるのがオチだろう(適当な厚紙で仕切りをつくれば,対応できるかもしれない)。また,容量が大きすぎるので,分類用の箱としては使いにくい。さらに,長すぎるために,どうしてもそこが弱くなる。つまり,この箱は,35mm判ポジの収納には使えないのである。
 ところで,私が使っている「フィルムパック」や「マウント」は,「ホワイト写真用品」から発売されているものである。発売元が「ホワイト写真用品」であること,フィルムパックには乳白が入っていることから,私は勝手にこれを「ホワイトパック」と呼んでいる(笑)。これまで,いつもお世話になっているラボで買っていたのだが,最近,6×9判の「マウント」が「在庫切れ」「補充の予定なし」となってしまった(使う人が少なくなっているのだろう・・・・)。注文するには,ある程度まとまった数量が必要だという。その結果,6×9判の「マウント」を5箱,とりあえず買うことになったのだった。
 ただ,梅田のヨドバシカメラには,いつも在庫があるようなので,大阪に寄る機会があれば,少しずつ買って帰るようにしている。


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