撮影日記


2005年11月20日(日) 天気:晴

「銀杏黄葉(いちょうもみじ)」は季語らしい

筒賀神社の大イチョウは,先週,ほぼ全体が黄葉していた。その1週間後である今日あたりは,そろそろその葉が落ち,地面を黄色く埋めはじめていることが予想される。また,天気予報では,午後から天気が少し崩れる傾向にあるという。天気が崩れ,風が吹けば,ますます葉が舞い散ることであろう。そこで,お昼前くらいに,筒賀神社を訪れることにした。もっとも,そういう時間帯に訪れると,人が多く来ているだろうことは,覚悟せねばならない。
 国道191号線の,片側交互通行規制はあいかわらずだが,先週にくらべて通行量が少ないのか,信号の待ち時間が調整されているのか,スムーズに通り過ぎることができた。そして,ほぼ予定通りに筒賀神社に到着するが,案の定,神社に隣接する駐車場(ここは,神社正面の中学校の駐車場なのだが・・・・)は,ほぼいっぱいである。ただ,長居する人が少ないのか,クルマの出入りは多く,駐車に困ることはない。
 さて,地面を見てみると,半分ほどが黄色い葉に覆われた状態である。もしかすると,もう数日後くらいに訪れると,最高の状態になっているのかもしれない。

さすがに,人が多いので,あまり引きをとらずに,木に近づいて,見上げるように撮ることにした。社殿に向かって左側から見上げれば,順光である。また,こちら側は,昨年の台風で枝が折れ,少し見通しがよい。宮司さんのお話によれば,今年は例年よりも来訪者が多いという。平日の早朝などにも,多くの人が写真を撮りに来ているそうだ。今日も,ハッセルブラッドらしいものを手持ちで撮っているひとや,大きな脚立に上って撮っている人などもみかけた。
 午後になって,ときおり,雲が厚く出てきて,日射がさえぎられるようになることが増えてきた。また,風が出てきて,期待通りに多くの葉が舞い散る場面も何度か見ることができた。しかし,その迫力を撮ることは,なかなか難しい。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, EPN
Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, E100GP

帰宅後,入浴中に聞いたラジオは,俳句の解説のようなことを話していた。それによると,「銀杏黄葉」と書いて「いちょうもみじ」と読ませ,それは秋の季語とのことである。


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