撮影日記


2005年11月10日(木) 天気:晴

ニコノスIV-A様をお迎えした

「サンライズ・エクスプレス」の東京到着は,7:08である。以前,よく利用していた「あさかぜ」よりも30分ほど早い。だから,時間を有効に使うことができる。以前は,列車内で朝食を済ませることが多かった。「あさかぜ」には,車内販売などはないので,あらかじめ朝食を買って,乗ったものだ。最近は,東京駅構内のおそば屋さんのモーニングセット(かけそば+かやくごはん 500円)をもそもそっとすすって朝食とすることが増えた。
 朝食後は,まず,丸の内界隈を散歩である。9時近くになって,中央線で中野に移動し,中野界隈を散歩する。小一時間歩きまわって時間をつぶし,開店直後のフジヤカメラに飛びこんだ。ジャンク館である。目当ては,店の奥の,ジャンクレンズがごろごろしている棚である。ところが,その棚は,まったく期待はずれの内容であった。レンズが,ほとんどないのである。おそらくCマウントのムービーカメラ用と思われる小さなレンズが大量にころがっていたが,35mm判一眼レフカメラ用のジャンクレンズはほとんどないのである。今日の第一の目的であったオリンパスOMマウントの標準レンズ,F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8のジャンク品が1つだけあったので,吟味・選択の余地もなく,買ってしまったのだった。

ほかに,なにかおもしろいものはないか,と2階の売り場も覗いてみた。ここは,大判・中判カメラやニコン様の中古品を扱っている売り場である。大判・中判カメラのコーナーを軽く覗いてみると,マミヤRB67プロSの標準レンズつきが2万円台からある。中判一眼レフカメラをもっていない(PILOT superは別にして・・・・)ので,この種のカメラにも興味はあるのだが,実際に使うかどうかはわからないので,見送ることにする。
 次に,ニコン様のコーナーを覗いてみた。早速,目に飛びこんできたのは,ニコノスI様と,ニコノスIII様である。ニコノス様は,本格的な水中カメラである。私にとっては,宝の持ち腐れとなりかねないカメラであるが,以前に,水没して動作しなくなったニコノスIV-A様ボディと,35mm F2.5レンズをいただいていた。一度は,これで撮ってみたいと思っていたものである。先月,友人からの情報で,キタムラの某店の中古品コーナーに,ニコノスII様が1万円以下で売られていたということを知ったが,すぐにお店を訪れることができず,ようやく訪れたときには,すでに姿を消していた,ということがあった。なんとなく,チャンスがあったらニコノスのボディを入手したいと思っていたものである。さて,フジヤカメラのニコノスI様は,レンズ付きで1万円以下であった。ほかに買いたいものがなければ,これをお迎えすることにしようと思い,ほかの棚を見にいった。ディジタル一眼レフカメラの低価格化がすすみ,一眼レフカメラを使わなくなった人が増えたのだろうか。いわゆる入門機は,ニコンU2様のような比較的最近の製品であっても1万円ほどで購入できるようだし,ニコンF3様は,少し傷が目立つようなボディであれば,2万円ほどから購入できるようだ。まだ,ニコンF3様を体験したことのない方は,ぜひこの機会に1台,いかがだろうか。いろいろと反論はあるかもしれないが,ここであえて言っておく。「ニコンF3様を知らずして,カメラを語ってはいけない。」
 そうして,店内を1周して,ニコノス様のあった棚に戻ってみると,ニコノスI様は姿を消していた。振り向くと,それを購入している人がいた。ニコノスII様,ニコノスI様と,立て続けに振られてしまったようだ。そのとき,棚の中から,1万円台半ばのニコノスIV-A様(ボディのみ)が私をお呼びになっておられた・・・・・。もう,だれも,私を止めることはできない・・・・・。

NIKONOS IV-A + W-NIKKOR 35mm F2.5

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