撮影日記


2005年10月11日(火) 天気:晴

DVDレコーダ

DATデッキにつづき,ずっと使っていた(たぶん17年間くらい)ビデオデッキが,どうも寿命を迎えたようだ。テープの再生ができなくなった。サーチや静止のときには映像が出るのだが,再生時には映像が出ないのである。ヘッドクリーニングをしても,トラッキング調整つまみをいじっても,映像はでない。ヘッド交換が必要と思われる状態である(以前にも,一度,交換をしたことがある)。
 ふたたび修理してもらうことも考えたが,この機会にDVDレコーダを買うことを考えた。たちまちは,VHSテープを再生したいという必要もあるので,最近,すっかり安くなってきた,VHS+DVDレコーダというタイプの製品を買うことにする。ここは,HDD内蔵のDVDレコーダを買うのが素直といえるが,それはアナログ放送が終了するころに買うことにしよう。

VHS+DVDレコーダという複合的な製品は,おそらくそのスジのマニアの方は,あまり好ましく思わないだろう。なにせ,廉価版である。また,どちらも使えて一見便利なようだが,どちらか片方が故障して修理に出すと,その間は両方とも使えなくなるというリスクもある。
 今回,DVDレコーダを買おうと決めた背景には,過去に撮りためた8mmビデオテープの問題がある。もはや市場には8mmビデオデッキは出回っておらず,8mmビデオカメラもほとんど絶滅危惧種となっている(すでに絶滅しているかもしれない)。私が使っていた8mmビデオカメラは調子が悪くなり,テープの再生すらできない状態になってしまった。幸いにも昨年,まだ生きている不要な8mmビデオカメラを譲っていただけたので,これが使えるうちに,8mmビデオテープに撮りためた映像を保管しておきたいのである。
 何年か前にも,ビデオデッキを買い換えようと考えたことがあった。そのころ,VHS+Hi8というタイプのレコーダが出回っており,8mmビデオテープの映像を救出するのに使おうか・・・と企んだのである。そのときは,結局,それを買わなかった。そして,やがてそのタイプの製品は姿を消した。

これが,今回,VHS+DVDレコーダというタイプの製品を選んだ背景である。

しかし,DATにしても,8mmビデオテープにしても,こんなに早く「使えなくなる日を心配する」必要が出てくるとは,思ってもいなかったものだ。その点,アナログコンパクトカセットテープやVHSカセットテープというメディアは,すばらしい記録メディアだ。
 いや,135フィルムや120フィルムは,もっともっとすばらしい記録メディアだ。


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