撮影日記


2005年10月10日(月) 天気:雨のち曇

広島の中古カメラ屋さんでの価格は安いのか?

突然だが,梅田に行く用事があった。たまたま通り道に八百冨写真機店(クラシック店)があったので,時間があまりなかったのだが,少しだけ覗くことにした。決して,八百冨写真機店に立ち寄りたかったからディアモールを通ったわけではない。
 この店は,「クラシック店」というだけあって,古いカメラの在庫が豊富である。ライカのような「あたりまえ」なカメラは当然として,それ以外に,いろいろとおもしろいものがあるので,覗いてみるには最高のお店だ。
 以前から気になっているものとして,メーカー名等は失念したが19世紀のステレオカメラがある。いま,19世紀のカメラであればなんでもいいので欲しいと考えているのだが,単なる収集用カメラの購入に5ケタ後半の金額を使えるほど,私は潤沢にお金を持っているわけではない。だから,そのステレオカメラを購入することは,ないだろう。ほかにも,コーワの「ラメラ」が3台くらい箱つきで展示されているなど,おもしろい商品を揃えてくれている。
 また,ときどきefkeの127フィルムが入荷していたり,ジャンクカメラもいろいろあるなど,たいへん楽しいお店である。ただ,販売価格については,もう一声,がんばっていただきたいと思う。この点が,少し不満だ。

ところで,コーワの「ラメラ」は,ラジオとカメラが一体化された製品である。110フィルムを使うナショナルの「ラジカメ」と違い,「ラメラ」は供給されなくなって久しい16mmカートリッジフィルムを使うので,いまや実用するのは非常に困難である。「ラメラ」が飾られたケースには,ほかにも多くの16mmカートリッジフィルムを使うカメラが並んでいる。そのあたりは,小さなカメラのコーナーになっており,35mm判のコンパクトカメラもそのあたりに陳列されている。
 そんな中から,鮮やかなブルーのボディが目に入ってきた。
 オリンパス「XA2カラー」シティーブルーだ。
 ケースの外からでは,気になるような外観の傷みはないように見える。しかし,売られているのは本体のみで,同色のフラッシュA11は付属していない。そして,価格は¥11,000である。
 オリンパス「XA2」は,A11をはずした状態のコンパクトさが,大いなる魅力の1つである。また,A11はチャージが遅く,現代の感覚では,たいへん使い勝手の悪いものである。したがって,A11が付属していないことは,実用的には大きな問題ではないと考えることもできる。とはいえ,青いボディに黒いフラッシュを組み合わせた姿は,少々滑稽かもしれない。

ところで,私はこのカメラを,広島のカメラのミッキーで8月に購入したばかりである。外観に気になる傷みはあるものの,同色のA11付きで,¥5,000であった。八百冨写真機店(クラシック)の販売価格は全体的にやや高めに感じられるが,そこを考慮しても,カメラのミッキーでの価格は高くなかったと言えるのではないだろうか。
 もっとも,カメラのミッキーでの販売価格についても,全体的に「もう一声,がんばってほしい」という印象を私はもっているのであるが。


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