撮影日記


2005年09月23日(金・祝) 天気:晴

最後の運動会

世間は運動会シーズンである。全校生徒10数名の海辺の小さな小学校も,ちょうど運動会をおこなっていた。そんな小さい小学校でも,観覧席には多くのカメラが見られる。小型のビデオカメラを回している人もあるが,やはり目だつのは一眼レフカメラである。
 じっくり観察したわけではないが,このような場でも,ディジタルカメラが主流になっているようだ。レンズは,長焦点側が300mmないし400mmくらいの望遠ズームレンズが使われているようである(それだけに,目だつのであろう)。
 ちょうど親戚の子が出場する競技があったので,ニコンD70様にAF Zoom-NIKKOR ED70-300mm F4-5.6Dをつけて撮ってみた。長焦点側では,35mm判フルサイズでは500mmレンズに相当する超望遠レンズとなる。手持ち撮影では,どうしてもブレが目だつ結果になったが,こういうものを撮るときに,いちいち三脚を構えておくというのも,難しい話である。

こういう撮影には,ディジタル一眼レフは,やはり便利である。フィルムの無駄というものを意識せずに,つぎからつぎにシャッターをレリーズすることができる。できるだけ速いシャッター速度を使いたいと思ったら,少々ノイズが増えることを覚悟してでも,そのコマだけ感度の設定を高くすればよい。私が使っているメモリカードは512MBのものであるが,これでもおよそ80コマの撮影が可能である(RAWとJPEGの2つのファイルを同時に記録するモードを使っているが,JPEGファイルだけを記録するようにしておけば,もっと撮影可能枚数は増える)。これによって,フィルムを交換する手間が少なくなるというものだ。メモリカードの交換は,巻き戻しの時間が必要ない分だけ,迅速におこなえる。
 今回,あらためて実感できたことは,メモリカードの記録速度の差である。高速タイプのメモリカードを使ったときは,ほとんどストレスなくつぎつぎに撮影することができた。しかし,高速タイプではない廉価なメモリカードを使うと,何度か書き込みが追いつかずに,シャッターレリーズチャンスを逃してしまう場面もあったのだった。運動会のような場面で使う予定がある人は,メモリカードは高速タイプのものを買うべきであろう。
 撮影した画像データは,そのまま親戚宅のパーソナルコンピュータに転送してあげた。これも,ディジタルカメラの便利さの1つであろう。

ところで,この小学校は,今年度限りで廃校となる。今年は「最後の運動会」だった。

Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G

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