撮影日記


2005年01月23日(日) 天気:曇一時雨

もっとコンパクトな三脚を求めて

カメラやレンズだけではない。そのほかの,撮影に必要な小物も,気がつくといつのまにか増えている。不思議だ(笑)。もちろん,すべてを買ったわけではないし,すべてがいただきものであるというわけでもない。
 そのような,いつのまにか増えてしまっているものに,三脚がある。
 10年前,写真をまじめに撮りはじめたころは,スリック「マスター」という中型三脚と,スリック「グッドマンハンディII」という小型三脚を使っていた。いま,それらの三脚を使う機会は,かなり減少している。

三脚の大きさは,おおまかに4つに分類して考えることができる。

●大型三脚
大判カメラ,中判カメラ,超望遠レンズをつけた小型カメラなどによる撮影にも対応できるようなもの。
●中型三脚
中判カメラ,小型カメラなどを十分に支えることができるが,比較的小型軽量である。
●小型三脚
標準ないし広角レンズをつけた小型カメラくらいがささえられるもの。
●ミニ三脚
丈夫さよりも,携帯性を重視したもの。

この分類は,あくまでも主観である。カタログなどでは,重さや全高などで便宜的に分類している場合もあるだろうが,サイズは大きいのにやたらと軽量な,おそらく高齢者や根性なし(笑)な人に最適な,カーボン三脚というものもあり,単純に全高や重さの数値だけで分類できるものではないだろう。もっとも,三脚は,カメラを固定するために使うものであるから,単純に重いものほど都合がいいに決まっている。

などと吼えてみたものの,いつでもどこでも,大型三脚を持って行くことができるわけではない。時と場合によって,小型三脚ないしミニ三脚が役に立たないものかと,期待してみたりする。
 そして,いつのまにか,次のようなミニ三脚を入手していた。

チェリー ショートポッド
いただきものである(笑)。脚を胴体内に収納できるため,持ち運ぶときには,非常にコンパクトである。まったくじゃまにならない。しかし,使い道は,ほとんどないかもしれない。あまりに貧弱なこの三脚は,テーブルの上において,コンパクトカメラで記念写真を撮るときくらいしか,使い道はないだろう。実際に使用したことは,ほとんどない。







スリック プロミニ
非常にコンパクトな三脚である。脚は短く,また,十分に開くため,わりにしっかりとカメラを支えてくれる。35mm判一眼レフカメラで,テーブル上のものを接写するようなときにも使えるし,壁などに三脚ごとあてがって,使うようなこともできる。また,標準でついている自由雲台は,小型ながらしっかりととまる,よい雲台であると思う。







ミノルタ ミニトライポッドTR−1
ごく最近いただいたものなので,まだ使ったことがない。たたむと「く」の字型に薄くなるので,収納には便利だ。小さいが,ずしりと重みを感じる。










名称不明 クランプつき三脚
いただきものであるが,メーカー名のようなものが,どこにも記載されていない。ただ,「Made in Germany」という文字だけが認められる。収納時には,厚みもあまりないので,カバンのすきまなどにも,すっぽり入る(ひそかに,ほぼ毎日,携帯していたりする)。本体は,クランプになっており,屋外で柵などに固定して,使うことができる。ふつうの三脚が立てにくいような場所でも使えるというメリットは大きい。また,本体内に収められている脚をだせば,テーブルに置いて使うようなミニ三脚になる。




これらミニ三脚は,携帯性は非常にすぐれているし,しっかりとカメラを支えてくれる,よい製品もある。しかし,なにより全高が低いため,屋外で活用できる場面は,かなり限られているのである。


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