撮影日記


2004年12月26日(日) 天気:曇

激安店が安いとは限らない

最近,「ドン.キホーテ」というディスカウントストアへの放火事件が新聞紙面をにぎわせている。そんな「ドン.キホーテ」が,最近ついに広島にも出店した。ここでは関係ないことだが,「ドン」はスペイン語における尊称で,英語の「ミスター」に相当する。「キホーテ」は人の名前である。直訳すれば「キホーテ氏」である。昔,なにかの雑誌でみかけたのだが,「(なんちゃらの)ドンキ・ホーテ」というタイトルのコミックがあったように思う。私の思い違いでなければ,この作者は,無知をさらしていたことになる・・・・。

最近,仕事が忙しく,年賀状の作成が遅れていた。年末も近い,今日になって,ようやく裏面を作成し,プリンタで出力をはじめたのであるが,ここでお約束の「インク切れ」である。プリンタインクがどれくらいの価格で売られているのか,「ドン.キホーテ」を覗いてみることにした。
 「ドン.キホーテ」は,「安売り」と「圧縮展示」が名物とされる。圧縮展示については,以前,渋谷などで覗いた「ドン.キホーテ」にくらべれば,かわいいものである。地方では,店舗に十分な面積が確保できたということであろうか?あるいは,相次ぐ放火への対策であろうか?新聞記事によれば,開店直前に消防署の検査が入り,改善を指導された点もあるというが,根本的な陳列の変更に影響を与えるものではなかったであろう。

さて,「ドン.キホーテ」に行く前に,別の用で古市橋の「ジュンテンドー」に立ち寄った。そこでは,うちのプリンタに必要なインクカートリッジは,¥1344で売られていた。次に,「ドン.キホーテ」の向かいにある,「カメラのキタムラ祇園店」で見てみると,それは¥1320で売られていた。そして,「ドン.キホーテ」では,¥1350で売られていた。
 「カメラのキタムラ」に引き返してインクカートリッジを購入したことは,いうまでもないだろう。
 そのほかの商品についても,「ドン.キホーテ」は必ずしも安く売っていない。一部の「目玉商品」らしきものは,たしかに激安なものもある。しかし,すべての商品が,どこよりも安く売られているわけではないことは,忘れてはならない。「ドン.キホーテ」は,単純な安さよりも,圧縮展示を深夜でも楽しめるところに価値があると考えるとよいだろう。


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