撮影日記


2004年01月17日(土) 天気:晴ときどき曇

新サークル結成

名前はまだないが

以前,「HOP(広島お気軽写真クラブ)」と称する写真サークルを結成していたことがあった。毎月撮影会をおこない,無料サーバを利用した専用のウェブサイトで活動内容を発表するという活動をしていた。やがて各メンバー個々のスタイルが確立するに伴い,解散することになった。
 その後も,ウェブサイトは存続させておき,新たな写真サークルの結成に向けて,メンバー募集をおこなっていた。「HOP」は「撮影会」と「ウェブサイトでの公開」を中心に活動してきたが,今度は「グループ展」を中心に活動する考えである。その間の参加者どうしのコミュニケーションには,メーリングリストも利用してきた。
 そして今日,「新年会」と称する会合をおこない,ようやく参加者ほぼ全員(7名中6名)が顔をあわせることになった。もちろん,最初のグループ展の打ち合わせも簡単におこなっている(といっても,いつごろにしようかね?という程度だが)。ちなみに,新しいサークルの名前は,まだ決めていない。

2台のバケペン登場

「新年会」では,各自が,「話のネタ」として,写真やカメラを適宜持参してきた。
 その結果,会場は恐るべき事態に陥った。出席者6名中2名が,「ペンタックス・ロクナナ」を持参してきたのである。「67」や「67II」ではない。「ASAHI PENTAX」の「6×7」のミラーアップつきモデルである。もっとも「ペンタックス・ロクナナ」らしい,機能美にあふれた姿のカメラ,こんなカメラが2台も登場したのである。
 このシリーズは,「バケペン(化け物のように大きなペンタックスの意味)」とも呼ばれ,35mm判一眼レフをそのままスケールアップしたような6×7判のカメラである。そのため,ハッセルブラッドなどのような中判カメラによくみられる機能である,フィルムバックの交換ができないという短所もあるが,その35mm判一眼レフと同等の使いやすさが,「バケペン」の大きな魅力として存在するのである。

日本にはバケペンがある

「バケペン」は「マミヤプレス」と並んで,かつては定番ともいえる中判カメラであった。ただ,それなりにロングセラーであるため,レンズなどの設計が古いという批判もある(バケペンは,シリーズとしては現行品なので,改良されたレンズも供給されている)。しかし,これらのカメラの魅力は,なんといってもその画面サイズである。6×7判は,6×6判よりもわずか1cm広いだけだ。しかし,6×6判をプリントするときには,1.5cmほどを捨てて長方形にトリミングしなければならず,実質的には6×4.5判の画面サイズしか使えない。それに対し,6×7判は,画面をほぼ無駄なく使うことができる。それだけ大伸ばしに有利なのである。
 出席者のうち1名は,6×4.5判のカメラを主力機として愛用している。しかし,2台のバケペンを見ているうちに「バケペンが欲しい」という気持ちが生じてきたようだ。また,私が持参した6×9判のポジと,自分が撮影した6×4.5判のポジのサイズを見くらべたところ,「大きな画面サイズ」に対する魅力を感じたようである。「バケペンが欲しい」という気持ちが,さらに増幅されたことであろう。
 今後が楽しみだ(笑)。


← 前のページ もくじ 次のページ →