撮影日記


2003年11月18日(火) 天気:晴ときどき曇

カメラ屋めぐり

「のぞみ」で燻製になる

久しぶりに東京へ出張である。ただし,日帰り(笑)。仕事は午後からなので,7:30の「のぞみ」に乗ろうと思ったが席が取れず,6:23の「のぞみ」で行くことにした。しかし,禁煙車の席は,とれなかった。4時間の間,私はタバコの煙攻めにあっていたのである。タバコを吸わない者としては,これ以上の苦行はない(笑)。
 そんな中で,隣に座っていた人は,ふつうの紙巻タバコではなく,パイプを取り出して葉を詰め,ぷかぷかとくゆらしはじめた。こういうのは,見ていて,なんかカッコイイと思った。ただし,煙害は激甚である。すなおに(10月から「のぞみ」にも設定された)自由席争奪戦を繰り広げるべきだっただろうか?(笑)
 ともあれ,東京には,予定の時刻よりもかなり早く着いてしまう。そこで仕事前に,「フジヤカメラ」に直行してみた(笑)。今日,カメラ屋めぐりをする目的は2つある。それは,大判用の短焦点レンズ(スーパーアンギュロンMC 90mm F8あたりを希望)と,安価なキヤノンFDレンズを見つけることである。前者は,4×5判で広角な絵を撮るときや,トヨビューに6×9判のロールフィルムホルダをつけて使うときの標準レンズ的に使いたいものである。後者は,最近,キヤノンT80とキヤノンT50をいただいたので,それらを活用するために1つ持っておきたいと思ったものである。

フジヤカメラ

さて,「フジヤカメラ」でまず覗きたいのは,なんと言っても「ジャンク館」である(笑)。店内でまず目についたものは,PENTAX 6x7のボディである。ちなみに動作は不明。さらに,マミヤプレスが2台あることに気がついた。1つは廉価版のスタンダードで4000円という価格がついていた。とくに欲しいものではない。もう1つは,黒のスーパー23である。これはいろいろと制約があって使いにくいながらも後部アオリができる機種である。グリップもついていて,これはちょっと欲しいと思った。さらにピントグラスホルダもついている。価格は2000円と貼ってある。これは買うしかない!と思い,よく見ると,2000円というのはピントグラスホルダの価格であり,スーパー23本体は6000円という値段がついていた。残念だが,今回は見送ろう。
 次に2階の売り場を覗いてみる。ここは大判,中判,ニコン製品を扱っている。そこでは,狙っていたスーパーアンギュロンMC 90mm F8を見つけることができた。価格も,だいたいこれくらいなら・・・と期待していたものである。そろそろ買いどきだな。金策をはじめることにしよう(笑)。
 ほかには,モノレール関係がやはり手ごろな価格で出回っているようすがうかがえた。また,プラクチカの一眼レフなども安価にあったが,M42マウントのボディは,この春にVivitar XC-3という使いやすい機種を手に入れてしまったので,とりあえずいらない。そして,仕事場へ向かった。

銀座線は相変わらずだ

今日の仕事場の最寄駅は,営団地下鉄銀座線の駅である。仕事は予定していたよりも早く終わったので,さらにカメラ屋めぐりをしてみる。銀座線で渋谷のking-2へ向かった。ここは,ロシア・東欧ビンテージカメラ専門店という。覗いてみると,キエフ(Contax型カメラ)のボディが,手ごろな価格でごろごろしている。予備に1台買っておこうかなとも思ったが,最近は,キエフ3aもあまり使っていないので,自粛することにした。
 ふたたび銀座線に乗って新橋へ移動する。ここでは大庭商会を覗いてみる。大判レンズには,期待したものはとくにない。2階の売り場へあがってみると,大判のフィールドカメラ,木製暗箱,モノレールがたくさん並んでいる。価格も数万円からであり,やはり大判関係は全体に安くなっていると言っていいのかもしれない。さて,ほどほどの時間になったので,ここから山手線に乗り,東京駅から新幹線に乗って広島へ帰ることにしよう。
 ところで銀座線は,渋谷,銀座,上野,浅草という,人が多く集まりそうな町を結んでいるにもかかわらず,いまだに中型の車両で6両編成である。山手線の半分の容量しかない。そのせいか,混雑時は激しく混むこともあるが,なんとなくまったりした感じがあって,結構好きだったりする(念のために書いておくが,私は鉄道マニアではない)。


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