撮影日記


2003年02月01日(土) 天気:曇

いつも週末にはとけている

大雪

今年は,例年になく雪がよく降るという印象がある。正確に統計を調べたうえでの発言ではない,あくまでも印象である。そして,今週も,水曜日から木曜日にかけて大雪になった。これだけ雪が降り,気温の低い日が続くと,常清滝も凍ったのではないかと期待がもてる。
 例年と変わりないことに,この時期は仕事が詰まっている。平日に突発的に休みを取ることは,とても考えにくい。ようやく今日,常清滝を訪れることができた。結果を先に書くと,滝の氷雪はほとんどとけてしまっていた。常清滝を訪れるようになってから数年,例年のように,週半ばに大雪があり,週末に慌てて訪れても手遅れという状況が続いている。もっとも,そのおかげで,道中ほとんど危険なく走行できるわけだが。
 自宅を出たのは4時ころ。7時ころから10時半ころまで撮影して,帰宅したのは13時。そのあと,仕事の続きを処理しに出かけたのであった。

滝は凍っていなかった

自宅を出たのは4時ころ。通常,常清滝までは2時間くらいで行ける。日の出は7時すぎだから出発は5時ころでも十分なのだが,途中の道が凍結していればそれだけ時間がかかる。そのため,早めに出発したのである。結局,道路の凍結はほとんどなく,2時間少々で常清滝の入口の駐車場に到着した。しかし,この駐車場にはかなりの積雪が残っている。そして,多くのクルマが出入りした痕跡がある。やはり,大雪直後に訪れた人が多かったのだろう。なんとも悔しい思いである。
 滝へ向かう遊歩道にも雪は厚く残っている。しかし,踏み固められているようで,歩きやすい。あまり凍りついておらず,滑りどめがなくても楽に歩けただろう。そして,到着した滝は,やはり凍った部分がほとんど残っていなかった。常清滝は大きく3段にわかれているが,上段から中段の上部にかけては,凍った部分が見られる。すなおに35mm判カメラと500mmレンズにテレコンでも持ってくるべきだったかと後悔した。用意したカメラは,6×9判と4×5判だけだったのである。
 そこで,軽く全景を撮った以外は,むしろ滝より下の流れのなかにある氷を狙ってみるようにした。少し下流に下がったところの流れの中にある岩に,つららが並んでいたのを見つけた。結局,これが今日,もっともおもしろかった被写体だったと感じた。

あんどう饅頭

滝にはほかにも数人の人が写真を撮りに来ていた。私よりも先に引き上げた人もあれば,私が帰るころにやってきた人もある。結局,私が滝を後にしたのは10時半ころになっていた。
 さて,この時間なら「川の駅」が開いているはずだ。そこで,久しぶりに立ち寄ってみた。もちろん,目的は「安藤製菓」のお菓子を買うためである。ほんとうは「松葉」というお菓子が欲しいのだが,どうもこの「川の駅」では扱うつもりがないらしい。お店を直接訪れてもいいのだが,面倒なので「あんどう饅頭」を買って帰った。これも素朴でおいしいお饅頭である。
 「あんどう饅頭」は「作木銘菓」を称している。安藤さんが作っているから「あんどう饅頭」のようだ。ずっと,なんとなく安直なネーミングに思っていた。しかし,最近になって,地域名産のお饅頭としては,製造者の名前をそのままつけているものの方がむしろ珍しいのかな?という気になってきた。


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