撮影日記


2001年02月25日(日) 天気:はれたり雨になったり

New FM2とFE2の今後

中古市場では,FE2の人気が非常に高いようである。FE2よりも,機能的に充実しているFAの方が,むしろ安いくらいである。なぜ,そこまでFE2の人気が高いのであろうか。
 一般的に,FE2の人気の理由は,次のような点にあると言われている。

  1. 金属ボディであること。
  2. 露出計がアナログ式であること。
  3. 最高速1/4000秒,シンクロ速度1/250秒であること。
  4. ストロボTTL調光が可能であること。
  5. 絞り優先AEが可能であること。

このうち,1,2の2点が,FAが満たしていない条件である。
 一方,現行のNew FM2では,2,4,5の条件が満たされていない。しかしながら,1の「金属ボディ」であるという条件と,機械制御式シャッターに大きな魅力を感じる人があり,ロングセラーモデルとして君臨してきたといえる。3,4,5の方を重視するなら,現行のAFモデルを選択すればよいのである(実際,そういう観点で,私はかつて,F−801を買った)。

このような状況で,FM3Aの発売が発表された。
 FM3Aは,上記1〜5の条件をすべて満たす。しかも,シャッターは機械制御式であり,FE2にはなくNew FM2にあった「魅力」も備えている。
 その結果として考えられることは,現在,それなりの価格で中古市場をにぎわしているFE2およびNew FM2の中古価格が暴落する可能性である(FM3Aのチタンボディは,現在,発表されていないようなので,New FM2/Tは別格になるであろう)。特に,中古市場で高値安定状態のFE2の暴落が期待できるのではないだろうか。FE2は,多少安くなったとしても,コレクション目的でなければ,新たに購入対象にされる機会も少なくなると考えられる。

FE2やNew FM2の中古価格が暴落すれば,初代FM,初代FEの価格は,もっと暴落するだろうか?いや,初代FM,初代FEには,重要な機能がある。それは,Ai連動ピンが可倒式である(写真参照)ことだ。ニッコールオートなど,古いレンズを使いたい人には,重要な機能であろう。私も,PC-NIKKOR 35mm F3.5を使うために,必須の機能として重宝している。

それでも私は,FM3Aを買いたい・・・・。


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