撮影日記


2000年11月27日(月) 天気:はれ

がんばれ作木村

NHK総合テレビを見ていると,朝や夕方のニュース番組は,東京からの全国版ニュースを伝える時間の間に。各地方局からのローカルニュースが放送されていることに気がつく。そして,それ以外にも多くのローカル番組が放送されている。
 広島では,平日の17時30分から「ふるさとバトル じゃけえ広島」という,タイトルからしてコテコテのローカル番組が放送されている。これはおそらく,広島県内だけのオンエアだと思うので,他県の方は見る機会もないと思う。
 「ふるさとバトル じゃけえ広島」は,毎週,広島県内の市町村を2つ取り上げ,それぞれに郷土自慢をさせるという番組である。具体的には,名所や郷土芸能,名物料理などを自慢しあうようになっている。

今週は,作木村と湯来町がバトルをする。

湯来町というと,有名なのは温泉だ。広島市内から,順調に行けば車で1時間少々で到着する。人口は8,000人ほどとのこと。
 「湯来ロッジ」というところに入浴に行き,そこで食事をしたこともある。数年前,「梅から生まれた梅太郎」が大阪から遊びに来たときに連れて行ったことがあるが,彼は「飯がうまい」と喜んでくれた。食べたものは,たしか1,500円ほどのセットだったが,鯉なども気持ちほど使われていて,山の幸がいっぱいのよい内容だった。梅太郎があまりにもご飯をおかわりするせいか,2人だけのテーブルにも関わらず,おひつを1つ,でーんと置かれてしまった(さすがに,全部は食べられなかった)。

一方の作木村は,常清滝を撮影するためによく訪れる村である。村の人口は,2,000人ほどらしい。
 さて,今日の「ふるさとバトル・・・」はビデオに録画しておいたものを,帰宅してから見たわけだが,いきなり,知人のM氏の顔が出てきたので驚いた。もっとも,今週の「ふるさとバトル・・・」に作木村が出ることを教えてくれたのはM氏であり,M氏も「(出たくないのに)出さされる」と言っていたので番組中で見れることは期待していたのだが,まさかいきなり出てくるとは・・・・。
 M氏は,常清滝や,香淀の大イチョウなど,貴重な自然の風景をビデオ作品にまとめて紹介していた。さすがである。

 最近は,仕事が忙しかったりして,常清滝から少し足が遠のいているが,やはり各シーズンそれぞれ1回は訪れておきたい場所である。今日の「ふるさとバトル・・・」を見て,改めてそう感じた。次の狙いは,2月上旬から中旬にあるはずの,「凍結」の機会だが,よりによって今抱えている仕事が一番ピークを迎えるころなのが問題だ。

ところで,最近,作木村を縦断する国道375号線の整備がちゃくちゃくと進んでいる。また,国道375号線から,常清滝方面に曲がる三叉路の角に,「ふるさと活性化センター 川の駅 常清」という施設が作られた。この中では,作木村の特産品の販売が行われているほか,食堂も営業されている。おかげで,常清滝を訪れるときの,食事のバリエーションが広がった(笑)。
 そして,もっとも驚いた変化は,この三叉路に交通信号機が設置されていたことである。しかも,少なくとも昼間は,点滅信号になっていない。作木村では,村内の死亡事故ゼロの記録を20年近く更新中とのことだ。作木村に入ったら,慎重に運転しよう。


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