撮影日記


2000年02月13日(日) 天気:はれ

軽アイゼンは冬の撮影必需品

先週は,週はじめに大雪があった。夕方から降り出した雪は,夜半までに広島市内(以下,いわゆる旧市内のみを指す)にも数cm積もった。これだけの積雪は,あっても年に数回。
 そして,市内にこれだけの雪が降ったなら,当然,県北方面は,大雪なのだ。こんな日の翌日こそ,常清滝撮影の好機なのだが・・・・・・平日なのである。しかも,時節柄,休みが取り難い状況である。結局,11日の祝日(金曜日)にようやく訪れることができた。

6時ころに出発したが,路面が凍結しているようなところもあり,運転は慎重にならざるを得ない。愛車は一応4WDだが,なんといっても,ノーマルタイヤのままだから (^^; ただ,これくらい低い気温なら,滝にも相当な雪が残っているに違いない,と期待がもてる。
 さて,実際に滝についたのは8時ころになった。残念だが,右の写真のように,滝にはほとんど,雪が残っていない。
 なお,この写真は,PC-NIKKOR 35mm F3.5で撮影したものを,2枚(Lサイズプリント)つないだものである。いわゆる,「パノラマ写真」だね。シフトレンズを使うと,パースペクティブによる被写体の変形がないために,このようなつなぎ写真が撮りやすい。

展望台にあるノートを見ると,9日に民放テレビ局が,10日にNHKが撮影にきたらしい。きっと,彼らは雪に覆われた,美しい姿をカメラに収めたことだろう。
 私は,午後から仕事のために,10時30分ころに撮影を終えた。そのころから,ぼちぼちカメラを持った人が集まり始めた。みんな,そろそろと,ゆっくりやってくる。
 そう,滝には雪が残っていないが,遊歩道は,きっちりと凍結しているのだ。遊歩道は,けっこう傾斜があり,すべって登れないのである。だから,私は軽アイゼンをつけて歩いていた。いかに短距離で,たかが観光地の遊歩道だと言っても,冬の山道をバカにしてはいけないのだ。

さて,この冬,撮影チャンスはもう一度あるだろうか・・・・?

撮影データ:Nikomat FT, PC-NIKKOR 35mm F3.5,FUJI Super100

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