撮影日記


2000年01月02日(日) 天気:くもり

年末年始もエキザクタ

 新年,あけましておめでとうございます。
 本年も,このコンテンツをごひいきに願います。

昨年も,いろいろな写真を撮り,いろいろなカメラを買った。私に,大きな影響を与えた機材としては,次の3つがあげられるであろう。
 ・大判写真用組み立て暗箱
 ・エキザクタ
 ・小型引き伸ばし機
 とくに,エキザクタと小型引き伸ばし機の影響は大きい。それは,「フォトテクニック」誌の,「必撮ベストショット」に初めて掲載された写真を生み出した組み合わせである。
 そして,昨年末の,撮り納めの日,今年の撮り初めの日,どちらも,私はエキザクタを持ち出していた。

エキザクタは,往年の名レンズを楽しむのに適当なボディだと言われる。同じレンズでも,ライカマウントのものの数分の1の価格で入手できるらしい。また,ヤシカ(京セラ)とは無関係な,ホンモノのツァイスレンズが味わえるというのが,一般的に言われる魅力らしい。
 そこで,私が,エキザクタ用に入手したレンズに,ツァイスのテッサーとビオターがある。テッサーに関しては,ファンも多いようだ。しかし,いろいろと撮っているうちに,どうも,テッサーの描写は「重苦しい」ものと感じるようになった。あまり好きではない。ビオターのクールな描写の方が,好みである。

しかし,テッサーのその特徴も,うまく引き出すことができればよいのである。
 下は,先日も紹介した,「フォトテクニック」に掲載された写真だが,正直言って,この写真が掲載される理由がわからなかった。ところが,これを改めて伸ばして焼き直してみると,たしかに水滴が,「フォトテクニック」誌に書かれた評価文のように,水滴ではないものに見えてくる。
 これは,テッサーの特徴によるものかどうかは,わからない。ともあれ,機材は適材適所が大切。それがうまく組み合わさったときには,それなりの結果が出るというものなのだろう。

Exakta Varex VX, Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8, NEOPAN SS

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