撮影日記


1999年06月20日(日) 天気:はれ

梅太郎,おめでとう!

なんと,あの,「梅から生まれた梅太郎」が結婚した。今日は,その披露宴である。宴席で,彼は緊張していたのか,いつもと違って表情がカタイ。まあ,ここ数年間,「カメラ欲しい病」にかかって,いろいろなカメラを買いあさっていた彼だが,今日を境に病気はひとまず沈静化することだろう。しかし,こういう病気は,いつ,どういうきっかけで再発するかわからない。なお,世間では,梅太郎の「カメラ欲しい病」は私から伝染したものだと思われているようだが,それは違う。ここではっきりさせておくが,私の「中古屋めぐりしたい病」や「カメラ欲しい病」は,梅太郎から伝染したものである。
 ただし,彼を中判の沼に引きずり込んだのが私であることだけは,認めておこう。そもそもは,彼が

「お金が溜まったから,EOSの高級レンズ(たしか,70-200mm F2.8と20-35mm F2.8の2本)を買おうと思うが,どうだ?」

と相談をもちかけてきたときにはじまる。それに対して,私はこう答えた。

「それもいいが,それだけの金があるなら,中判も十分に買えるぞ。」

幸いにも,その1ヶ月ほど前に,私は6×9判のポジを彼に見せていた。やはり,その印象は強烈だったようで,結局,相談を持ち掛けてきた約1ヶ月後,彼はペンタ6×7を買ったのである。そして,今や,彼の部屋はちょっとした「カメラ博物館」になっていた。さて,それらのカメラ,新居に持っていくつもりだろうか?

さて,梅太郎はもともとはEOSユーザーだった。そして,職場で「EOSはいいぞ」と,みんなにEOSを薦めていたらしい。それと関係あるのかどうか知らないが,披露宴会場で写真を撮っていた人は,ほとんどみんながEOSだったようだ。しかし,なぜかM3が1人,まぎれていた。それも2回巻き上げの初期型のようだ。
 そんな梅太郎だが,今,彼の手元にはEOSは残っていないらしい。ペンタ6×7をきっかけに,見事なまでにEOSを裏切り,ペンタックスに乗り換えたようだ。披露宴で,また,2次会で,梅太郎は「一気」を何度も強要されていたのは,そのせいだろうか(笑)。


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