撮影日記


1999年05月24日(月) 天気:あめ

日本人はみんな英語を理解している

しばらく,ミニFM関係のコンテンツをほとんど更新していない。このままではおもしろくないので,少しテコ入れしてみようと思う。長い間,更新していなかった「おやすみゅうじっく」の更新にとりかかることにする。
 「おやすみゅうじっく」というコンテンツでは,個人的にお気に入りなCDを紹介するものだったが,少し方針を転換する。手元にあるLP,CDのすべてを紹介しようと思うのだ。なに,全部かき集めても150枚程度だったはず。そのうちなんとかできあがるさ(笑)。最近,購入のペースも落ちているし。

とにかく枚数をこなすことが大切になってしまったので,ほとんどリスト作成に近い状態である。コメントは,たくさん書きたいLP,CDもあるが,あまり書く気にならないもの,難しくて書けないものもある。それではバランスが悪いので,すべてできるだけ簡潔にコメントするつもりだ。
 そのかわり,収録されている曲のリストを掲載する。個人的に,「あの曲が聞きたいんだけど,どのアルバムに入っているんだろうか・・・・」と悩むことがある。ジャケットに印刷されているリストを見ればいいのだが,曲目リストが印刷されている上に,万引き防止タグがぺたりと貼られていることが多く,収録曲目の確認すら容易ではないのが昨今の状況だ。

収録曲リストを入力していて,やはり,最近の「曲名のつけ方」に安易さが感じられてしかたない。おお,話が前後するが,私はもっぱら,海外のポップスを聞いている(これは「おやすみゅうじっく」のコンテンツをご覧いただければ,容易にご理解いただけよう)。昔は,その1曲ずつに,日本語のタイトルが付けられていることが多かった。
 ところが,最近はどうだろう。ほとんど,原語の読みをカタカナにしただけのものが非常に目立つのである。たしかに,昔から原語の読みをそのままカタカナにしただけの曲も少なくはない。ぱっと思い付くだけでも,「ラブ・ミー・テンダー」「イエスタディ・ワンス・モア」「ムーン・リヴァー」いくらでもある。しかし,しゃれた日本語のタイトルに付け替えられている例も多い。"Bridge Over Troubled Water"が「明日に架ける橋」であり,"It's Impossible"が「愛の夢」であり,"Raindrops Keep Fallin' on My Head"が「雨にぬれても」など,実に絶妙ではないか。
 たとえば,こんな例を考えてみよう。"Papa Loves Mambo"という有名な歌がある。カタカナで「パパ・ラヴズ・マンボ」というタイトルをつけるとどんな感じがするだろうか?直訳して「パパはマンボを愛している」だとどうだろうか?この曲は,非常に軽快でコミカルな歌であるが,先の2例でそのイメージが伝わるであろうか?実際,この歌は,日本語では「パパはマンボがお好き」というタイトルで呼ばれることが普通である。実にぴったりしていると思うが,どうだろうか。

なかには,パッとしない日本語のタイトルをつけられていることもあるから,どんな曲にもすべて日本語のタイトルを付けろ,などとは言わない。しかし,CD1枚買って,収録曲リストに,ただカタカナ(それもけっこう長い!)がずらずら並んでいるのを見ると,あまりおもしろくはない。もしかすると,最近の日本人は,英語力が全体に向上し,英語のタイトルを見せればそれだけで十分なイメージが持てるようになったのだろうか。ならば,カタカナ表記も必要ないと思うぞ。それに,英語だけではなく,最近ではイタリア語やフランス語の曲にも,日本語のタイトルをつけなくなる傾向がある。

そう,なにがめざわりかと言って,このカタカナ表記のオンパレードである。最近は,カラオケにも外国の歌がたくさん入っていて,個人的には愉快なのだが(笑),歌詞と一緒にでてくる「カタカナの読み」が目障りで困る。そのカタカナも,ちょうどよいタイミングで表示されればいいのだが,変なタイミングで表示されるので目障りなのだ。


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