撮影日記 |
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1999年02月02日(火) 天気:夕方から雪ロシアカメラは粗悪品ではない「中古カメラGET」という雑誌(誤植や事実誤認の目立つあの雑誌だ)の最新号で,いわゆる「ロシアカメラ」のことがとりあげられている。その記事によると,一般に「ロシアカメラは粗悪品である」と言われているのは誤認である,ことが強調されている。それは,ライカのような「贅沢品」と比較するからに過ぎないのだ,と。社会主義経済のもとでは,カメラはきちんと写真がとれればそれでいい,「持つ喜び」など必要ないのだ,という意味のことが述べられている。 ところで,何度もここではとりあげているが,私もロシアカメラを使っている。それは,「キエフ4M」型である。たしかに,あまりきれいではない。故障している部分もある。それは事実だが,はたして,この事実をもって,ロシアカメラが粗悪品であると言い切れるのであろうか? 実際,ロシア製カメラは,必ずしもまともなルートで日本に入ってきているとは思えない。最近,あるお店で何台かのゾルキーを見たが,どうも,二個一,三個一で作られたとしか思えないようなものがあった。これは「粗悪品」の一種であるが,ロシアのカメラ製造技術が稚拙であるために「粗悪品」になったことを意味するものではない。 私がロシアカメラを抵抗なく受け入れられるのは,そこに「実用」だけに徹した美しさを感じるからかもしれない。あ,どこかにそんなカメラがあったような・・・・・・。あ,そうだ!マミヤプレスにも通じる美しさなんだ! |
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