撮影日記


1998年12月06日(日) 天気:はれ

白滝山

今日は日本海へ波を撮りに行くつもりだったが,天気予報によれば,日本海側は雨だという。しかし,瀬戸内海側は晴れだというので,急遽行き先を変更した。行ったのは因島である。実はまだ行ったことがなかったのだ。
 国道2号線をひた走り,尾道バイパスから尾道大橋を渡る。さらに,「しまなみ海道」西瀬戸自動車道を走って,因島大橋を渡る。この区間,尾道大橋が150円,因島大橋が900円である(向島内で一般道に下りれば800円で済む)。しかし,ハイウエイカードがまだ使えないというのには,困った。
 因島大橋を渡るとすぐに,大浜パーキングエリアがある。ここでは,タコの天ぷらや,タコ天うどん,タコ天丼などを食べることができる。さらに,ここから,因島大橋を見下ろすことができる展望台へ歩いて行ける。結局,そこで3時間くらい撮影してしまった。ただ,最近は因島大橋も珍しくなくなったのだろうか,展望台の一番高い山は,すっかり荒れ果てている。逆に言えば,人があまりこなくなった「穴場」なのかも知れない。

西瀬戸自動車道を因島北で下りて白滝山へ上がることにした。そこからの眺望が素晴らしいと聞いていたからである。白滝山の駐車場から,急な石段を5分ほど上がると五百羅漢に達する。ここには石仏がたくさんあって,なかなか壮観である。石仏といえば佛通寺にも多いが,ここには迫力負けするであろう。なにせ,急な石段をあがった山の中である。雰囲気が違うのだ。
 さらに,その先にある展望台へあがった。周囲を遮るものなく360度の眺望が楽しめる。因島大橋もばっちり撮れる。やがて,日没になった。これもきれいに眺めることができる。たぶん,朝日も美しいだろう。
 これは,しばらく通ってみる価値がありそうだ。

実は,最近,風景写真にもちょっと飽きてきたかな,という気分である。たいして上達もしていないクセに「飽きた」とは生意気なと言われそうだが,ちょっと変化をつけたいのだ。だからといって,オネーチャン写真の方へ転向する考えではない。ちょっとアートに走ろうかと思っているだけだ(笑)。そのための「小道具」を段原骨董街へ探しに行きたいのだが,そんなヒマがあったら結局どこかへ撮影にでかけているのである。そして,新しい撮影場所を見つけ続けることで「飽きる」ことを防いでいるのかも知れない。


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